今回発表されたZ890シリーズは、最上位モデルからメインストリームクラスまでをカバーする9製品だ。主要モデルを中心にそれぞれ見ていこう。
最高品質で機能も全部入り。付加機能だけでなく追加の外付けデバイスも満載のフラッグシップモデルだ。「とにかく一番いいマザーボードが欲しい」という欲望を分かりやすく満たしてくれる製品で、日本にも固定ファンがおり、販売されると早々に完売してしまう傾向があるというので、欲しい人は早い目に手に入れた方がいいだろう。
GODLIKEに次ぐNo.2のウルトラハイエンドモデルで、先代シリーズでは大柄なE-ATXだったフォームファクターが通常のATXとなって扱いやすくなっている。110A/24フェーズの強力電源部に加え、GODLIKE以外では唯一10GBASE-T対応の有線LANを装備する。さらにデュアルThunderbolt 4端子、最大60W給電可能なフロントUSB端子、PCIe 5.0 x4対応を1基含む5基のM.2ソケットなど豪華機能を持つ。価格は12万980円だ。
OC(オーバークロック)競技で記録を狙うようなユーザーにフォーカスしたOC向けモデルだ。液体窒素などを利用した究極的な冷却がしやすいレイアウトで配線を最適化すべく、メモリソケットも2基のみに絞るなど、最速を狙うための仕様が徹底されている。過度な装飾を省いたセクシーな見た目は独特の存在感を醸し出す。EZ DIYフィーチャーも導入されており、実用性も十分なので、ひと味違ったマザーボードが欲しい人にもお勧めだ。
派手なRGB LEDイルミネーションを備えた、スタイリッシュなハイエンドモデルで、ビジュアルだけでなく110A/20フェーズの強力な電源部とサーバグレードの8層基板による超高耐久設計に、デュアルThunderbolt 4にデュアル有線LAN(5G+2.5G)、最大27W給電可能なフロントUSB端子、PCIe 5.0 x4対応を1基含む5基のM.2ソケットなど装備も豪華(価格は8万4980円)だ。
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