エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は10月11日、IntelのデスクトップPC向けCore Ultra 200シリーズ(開発コード名:Arrow Lake-S)に対応した最新チップセット「Intel Z890チップセット」搭載マザーボード9製品を発表した。
アーキテクチャが大きく変わった最新CPUの性能を引き出す機能に加えて、最新のテクノロジー、およびDIYのトレンドの動向に即した独自の付加価値を盛り込んでいる。事前説明会の様子を交えて内容を見ていこう。
なお、MEG Z890 ACE/MPG Z890 CARBON WIFI/MPG Z890 EDGE TI WIFI/MAG Z890 TOMAHAWK WIFI/Z890 GAMING PLUS WIFI/PRO Z890-A WIFI/PRO Z890-P WIFIの7モデルは10月25日から販売を開始する(PRO Z890-P WIFIはドスパラ専売モデル)。
※本記事の7製品について発売日と価格を追記しました(2024年10月21日午後5時)。
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が、Intel最新のデスクトップPC向けCPU「Core Ultra 200シリーズ」対応のIntel Z890チップセット搭載マザーボードを発表した。今回発表されたのは、ゲーマー向けの7製品とクリエイター向けの2製品だIntel Z890チップセットは、Z790チップセットの後継にあたるハイエンドのチップセットで、IntelのCore Ultra 200シリーズ(開発コード名:Arrow Lake-S)に対応した初のチップセットでもある。
ソケットの仕様は新たにIntel(LGA1851)を採用する。これらを搭載したマザーボードも当然ハイエンドクラスが中心のラインアップで、新CPU向けの新機能とともに独自の付加機能も盛り込まれている。
その内容としては、CPUやシステムの性能を引き出す基本設計(ULTRA PERFORMANCE)、冷却性能(FROZR DESIGN)、高速ストレージや高速通信のサポート(TRILINK)、組み立てやすさへの配慮(EZ DIY)、次世代規格の先取り(AI)、UEFIセットアップ/ソフトウェアのサポートなどがある。これから主なものを見ていこう。
MSIのマザーボードは「ULTRA POWER」と「ULTRA ENGINE」、2つのアプローチでCPUの性能を引き出す。
前者はサーバグレードのPCB(基板)と強力な電源回路を差しており、特に強力な電源部を備えるトップエンドのモデルについては「ULTRA POWER+」という上位の称号を与えて区別している。
一方の「ULTRA ENGINE」は、UEFIやソフトウェアによる最適化、チューニングによって、性能を引き出すアプローチだ。
最新世代では4つのパフォーマンスプリセットが用意されており、安定第一のプリセットと性能優先のプリセットをユーザーが簡単に選べるようになっている。この他にも豊富な設定メニューが用意されており、ユーザーの好みに応じたチューニングができるようになっている。
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