以上ざっと使ってみたが、薄型軽量であることを除けば、あまり突出した特徴はない。画面がノングレアになったことで外光が反射しにくくなったのは良いことだが、これについては同社のラインアップにおける差別化要因というだけで、他社のノングレア製品に追いついただけに過ぎない。
一方で、OSDメニューのように若干使いづらい点がある他、ボディーデザインの関係で縦置きに対応しなかったり、カバーの構造のせいで傾きの調整が実質不可能だったりと、他のモバイルディスプレイに遅れを取っている点はいくつかある。それらは事前に把握しておいた方が、購入後にがっかりせずに済むだろう。
本製品の実売価格は3万円前後だ。同社のモバイルディスプレイは15.6型、13.3型も含めて全てこの3万円前後の価格帯に集中しており、本製品も発売直後としてはリーズナブルな価格設定と言えるが、保証期間も1年と一般的なだけに、おおむね価格相応という印象は強い。薄型軽量であることにどれだけのメリットを見いだせるかが、選ぶに当たってのポイントになるだろう。
(製品協力:株式会社ユニーク)
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