ユニークの「UQ-PM14FHDNT4F」は、14型のモバイルディスプレイだ。薄型軽量を売りとする同社のモデルだが、今回の製品は従来までのモデルとは異なり、画面がノングレア仕様であることが特徴となる。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは14型で、解像度は1920×1080ピクセル、IPSパネルを採用しており、ノングレア仕様であることが特徴だ。同社のモバイルディスプレイの多くは映り込みのあるグレア仕様なので、この点は差別化要因となる。ちなみに同時発売の15.6型モデル「UQ-PM15FHDNT3F」も同じくノングレアだ。
コントラスト比は800:1、視野角は水平/垂直ともに170度、輝度は250ニト、応答時間は25ms、リフレッシュレートは60Hzで、タッチ操作には対応していない。このあたりのスペックは特筆すべきところはなく、ごく一般的なモバイルディスプレイといったところだ。
本製品の大きな特徴として、薄型軽量であることが挙げられる。ボディーは最薄部約4.55mmとタブレット並に薄く、重量も公称値で約471g、実測では460gと、14型としては極めて軽い。あまりの軽さから、手に取ると14型ではなく13.3型ではないかと錯覚してしまうほどだ。
スタンドは昨今のモバイルディスプレイでよく見られるカバーと一体化したタイプで、持ち運ぶ際は本体にマグネットで吸着させてカバーとして使い、組み替えることでスタンドとして使用する。安定性はあまり高くなく、角度の調節も事実上できない。
なおこのカバーは公称値で約253g、実測だと285gもあるので、持ち歩く時にはそれらの重量を加算して考える必要がある。大きな特徴である本体の軽さを打ち消してしまっているのは、少々もったいなく感じる。
接続方式は、USB Type-CとHDMIの2択だ。USB Type-CはPCと接続するためのポートとは別に、マウスやキーボードを接続できるOTG対応のポートも用意されている。さらにイヤフォンジャックを搭載し、スピーカーも内蔵するなど、音声出力にも強みを持つ。
付属品はHDMIケーブル、USB Type-Cケーブルに加え、USB Standard-A→USB Type-Cケーブル、スタンド兼用カバー、さらにクリーニングクロスも付属する。それほど際立った特徴はないものの、全体としては過不足なくそろっている。
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