うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月13日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
NVIDIAは10月11日(現地時間)、世界初のGPU「GeForce 256」の発売から25周年を記念したブログを公開した。
1999年に発売されたGeForce 256は、当時は熱心なPCゲーマーやテクノロジー愛好家以外には注目されなかったが、今日の生成AIの基礎を築くこととなったエポックメイキングな製品だ。
当時、グラフィック処理はCPUが担当していたが、GeForce 256は3Dグラフィックの座標変換と光源計算をハードウェアで処理するハードウェアT&Lを搭載している。CPUの負担を軽減して、より高速で滑らかな描画を可能にする世界初のGPU(Graphics Processing Unit)として登場した。近年ではGPUの高い並列処理能力は、AI処理にも生かされている。
Googleは10月16日(現地時間)、「Gemini」アプリの画像生成や「Gem」が日本語に対応したと発表した。
Geminiでは以前から画像生成が利用できたが、最新のImagen 3が導入されて日本語のプロンプトでも生成可能となった。わずか数単語で、写実的な風景、テクスチャのある油絵、気まぐれなクレイアニメのシーンなど、さまざまなスタイルの画像を生成できる。
なお、生成を停止している人物画像に関しては、Gemini Advancedの英語版でのみ生成可能となっている。
Geminiのカスタムバージョンを作成できるGemに関しては、8月28日(現地時間)の時点で、既に日本語対応しており、今回あらためて案内された。Gemは詳細な手順を記憶でき、退屈な繰り返し作業や難しいタスクにかかる時間を節約できる。Gemini Advanced、Gemini BusinessおよびGemini Enterpriseのユーザーが利用できる。
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