HomeKitと連携させずに本製品を単体で使う場合は、セットアップの作業は不要で、電源を入れればすぐに使えるようになる。測定値は1つの項目につき1画面ずつ表示され、本体の上部にあるバーをスワイプすることでPM2.5→PM10→CO2→温度→湿度と切り替わる仕組みだ。これらの項目の切り替えは手動で、自動的に切り替えることはできない。
筆者のようにCO2の測定をメインに使っている場合は、画面を固定しておけるので好都合なのだが、1つの画面に1つの項目しか表示されず、スワイプしなくては切り替わってくれないというのは、不便に感じる人もいるかもしれない。一定時間ごとに項目が切り替わる機能や、複数項目をまとめて一画面に表示できるモードも欲しいところだ。
これらの中でも参照頻度が高いであろうCO2は、1000ppm以下が緑色、2000ppmまでは黄色、それを超えると赤といった、一般的な色表示のルールに準拠する形で、画面上のバーの色が切り替わる。画面がまぶしすぎることもなく、また遠くからの視認性も十分だ。なおPM2.5やPM10などの他の項目についても、同様にステータスが色で表示される。
実際に使ってみて「おやっ?」と思ったのは、ケーブルを抜いても数時間は駆動することだ。多くのCO2チェッカーはバッテリーを内蔵していないために、ケーブルを抜いた段階で過去のデータが消えてしまい、次にケーブルをつないだ時に改めて測定し直しになるが、本製品はそうではない。仕様を見る限り、容量2000mAhのバッテリーを内蔵しているとのことだ。
そのため、いったん設置した場所から別の場所へと移動させたり、あるいは配線をやり直したりするのも容易だ。また測定は5秒ごとに行われるので、30秒や1分単位でしか値が更新されない他社製品と比べて、常に最新の値が表示されるのは利点に挙げられる。
新型「Google Nest Hub」の睡眠モニター機能を1カ月使って分かったこと
ミリ波レーダーで高度な検知を実現する「スマート人感センサーFP2」を試す 室内の転倒検出や睡眠モニターも実現
ソーラーパネルの取り付けにも対応! 「Ring」の屋外用ネットワークカメラをポールなどに取り付け可能な純正マウントを試す
音声操作にも対応! ベッドサイドで使えるMerossのスマートランプを試す
同じ「Matter対応」でもここが違う! スマートリモコン2製品を比較して分かったことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.