二酸化炭素濃度などを手軽に可視化! Apple HomeKitにも対応した空気品質チェッカーを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/4 ページ)

» 2024年10月22日 15時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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バッテリーを内蔵しているので利用場所の変更も楽に行える

 HomeKitと連携させずに本製品を単体で使う場合は、セットアップの作業は不要で、電源を入れればすぐに使えるようになる。測定値は1つの項目につき1画面ずつ表示され、本体の上部にあるバーをスワイプすることでPM2.5→PM10→CO2→温度→湿度と切り替わる仕組みだ。これらの項目の切り替えは手動で、自動的に切り替えることはできない。

 筆者のようにCO2の測定をメインに使っている場合は、画面を固定しておけるので好都合なのだが、1つの画面に1つの項目しか表示されず、スワイプしなくては切り替わってくれないというのは、不便に感じる人もいるかもしれない。一定時間ごとに項目が切り替わる機能や、複数項目をまとめて一画面に表示できるモードも欲しいところだ。

Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター 測定値は画面1つに付き1つだけ表示される。これはPM2.5だ
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター これはPM10。前のPM2.5とは画面が分かれている
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター これはCO2だ。筆者はこの画面に固定して使っている
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター これは温度。摂氏と華氏の切り替えも行える
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター これは湿度。温度と同じ画面にまとまっていてもよかったかもしれない

 これらの中でも参照頻度が高いであろうCO2は、1000ppm以下が緑色、2000ppmまでは黄色、それを超えると赤といった、一般的な色表示のルールに準拠する形で、画面上のバーの色が切り替わる。画面がまぶしすぎることもなく、また遠くからの視認性も十分だ。なおPM2.5やPM10などの他の項目についても、同様にステータスが色で表示される。

Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター CO2濃度は、1000ppm以下が緑色になる
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター 1000ppmを超えて2000ppmまでは黄色だ
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター 2000ppmを超えると赤色になる
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター 取扱説明書に記載はないが、3000ppmを超えるとさらに紫に変化する。ちなみに最大値は9999ppmだ

 実際に使ってみて「おやっ?」と思ったのは、ケーブルを抜いても数時間は駆動することだ。多くのCO2チェッカーはバッテリーを内蔵していないために、ケーブルを抜いた段階で過去のデータが消えてしまい、次にケーブルをつないだ時に改めて測定し直しになるが、本製品はそうではない。仕様を見る限り、容量2000mAhのバッテリーを内蔵しているとのことだ。

 そのため、いったん設置した場所から別の場所へと移動させたり、あるいは配線をやり直したりするのも容易だ。また測定は5秒ごとに行われるので、30秒や1分単位でしか値が更新されない他社製品と比べて、常に最新の値が表示されるのは利点に挙げられる。

Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター バッテリーを内蔵しているので、ケーブルを抜いても表示をそのまま保持できる

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