二酸化炭素濃度などを手軽に可視化! Apple HomeKitにも対応した空気品質チェッカーを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/4 ページ)

» 2024年10月22日 15時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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HomeKitと連携させればiPhoneなどでも利用可能に

 さて本製品はHomeKitとの連携により、iPhoneのホームアプリ上で測定値を表示できる。ホームアプリで「アクセサリの追加」を実行すると本製品が検出されるので、それを選択し、本体底面に貼られている8桁のコードを入力すればよい。検出がうまくいかなければ、本製品の上部のボタンを8秒間押してリセットをかけることで、再検出が行える。

 セットアップが完了すると、iPhoneのホームアプリで、本製品によって測定した値が表示されるようになる。表示されるのは、温度/湿度/二酸化炭素/空気質で、PM2.5およびPM10は、両者がまとまって空気質という1つの項目で表示される。

Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター まずはiPhoneでホームアプリを開いて「アクセサリを追加」を選択しよう(左)。コードスキャンの画面が出てくるが「その他のオプション」をタップ(中央)。続いて、設定コードを入力する(右)
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター 本製品を検出しアプリに表示されるのでタップする(左)。「センサー」として検出されホームへの追加が自動実行される(中央)。設置場所を選択して「続ける」をタップ(右)
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター 必要に応じて名前を変更する(左)。センサー名に問題がなければ「続ける」をタップ(中央)すると追加完了だ。これでホームアプリから参照が可能になる(右)
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター それぞれのセンサーの値。「PM2.5」と「PM10」は1つにまとまって「空気質センサー」として表示される

 それぞれの値を元に、アクションを設定することもできる。例えば二酸化炭素回りであれば、スマートプラグと連携させておいた換気扇を二酸化炭素濃度が上がればオンにする、といったことができる。もっとも実際に使ってみた限りでは、二酸化炭素濃度が上がった時にスマホに飛んでくる通知の方が、機能的にありがたいと感じた。

Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター 本製品はホームアプリのダッシュボードには表示されない。詳細を開くと「センサー」という項目が「1」になっているのでタップする(左)。セットアップ中に指定したセンサー名が表示された(中央)。ここで「オートメーションの追加」をタップしよう(右)
Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター ここでは「高濃度の二酸化炭素を検知した」場合のアクションを設定できる(左)。今回は扇風機の運転が始まるように設定した(中央)。二酸化炭素濃度が上がるとiPhoneに通知が飛ぶと同時に扇風機の運転が始まる。実際には換気扇を回すのがベターだろう(右)

 なお試した限りでは、これらの値をダッシュボード的に表示することはできないようだ。ダッシュボード的に一覧で表示したいのであれば、HomeKitではなく、本製品の専用アプリをインストールした方がよい。

 こちらであれば各測定値を一覧表示できるのに加え、履歴についても取得可能だ。さらにCO2測定のキャリブレーションも行える。ただしアプリは日本語化されておらず、英語もしくは中国語での表示になるので、ハードルは若干高い。

Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター 専用アプリはログインなしでも問題なく利用できる(左)。5つの測定値が1つの画面にまとまって表示されるので分かりやすい(中央)。CO2測定のキャリブレーション機能も用意されている(右)

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