二酸化炭素濃度などを手軽に可視化! Apple HomeKitにも対応した空気品質チェッカーを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(4/4 ページ)

» 2024年10月22日 15時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

他にない製品だがスコアの信頼性はいまひとつ?

 以上のように、5種類の空気品質を手軽に測定でき、かつHomeKitとの連携にも対応した製品なのだが、やや気になるのが、各測定値があまり正確ではないと感じられることだ。

 例えばCO2濃度の場合、市販のNDIR方式の製品と比べると、おおよそ50〜120ppmほど低い値が表示される。2つの製品を同じ環境でキャリブレーションした上で再度テストを行ってみたが、特にこの傾向は変わらなかった。

 これらは本来の値よりも低く表示されるというだけで、荒唐無稽な値を表示しているというわけではないので、一定のバッファーを見積もっておけば普通に使えるのだが、メーカー間/製品間のズレで片付けるにはやや差が大きく、信頼性という点ではいまひとつだ。

 温度湿度についても、CO2濃度ほどではないものの、多少のズレはあるように感じられる。そこを許容できるかどうかが、1つのポイントになるだろう。

Qingping Air Monitor Lite CO<sub>2</sub>濃度 空気品質 測定 Apple HomeKit 空気品質モニター スマート連携機能を持たない市販のCO2チェッカー(右)との比較。この画面ではCO2濃度は近い値を表示しているが、最大で120ppmほど本製品の方が低く表示される

 筆者の場合、セットアップにあたって目立ったトラブルは見られず、その後もスムーズに使えているが、Amazonのレビューを見ると、セットアップの過程でうまくいかずギブアップしている人は少なからず見受けられる。現行のファームウェアでは問題点の多くは解消されているようだが、そもそもHomeKit自体が決して分かりやすいとはいえず、それに加えて本製品自体かなりの癖があるのが原因のようだ。

 それゆえ万人に勧められる製品とは言えないのだが、とはいえ他にない製品ということで、うまくいった時の恩恵は大きい。発売直後は1万円台後半だった価格も半額近くにまで下がっているので、ダメモトくらいのつもりでチャレンジしてみるというのが、本製品との正しい向き合い方と言ってよいかもしれない。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月28日 更新
  1. 鳴り物入りで登場した「Copilotキー」が早くもお蔵入りか──チャットボットからAIエージェントへの移行が示すMicrosoftの誤算 (2026年07月27日)
  2. 64GBメモリ/2TBストレージ/Ryzen AI Max+ 395搭載のハイエンドミニPC「MINISFORUM MS-S1 MAX」がタイムセールで27%オフの43万2799円に (2026年07月25日)
  3. なぜ元Appleエンジニアは熱意を失い起業したのか? スマートグラス「Even G2」イベントで語られた、次世代機「G3」へのロードマップ (2026年07月27日)
  4. 480mm水冷に160mmファン搭載ケース! 夏のアキバは「大風量パーツ」がアツい (2026年07月27日)
  5. エアコンがない部屋を冷やせる「Dreemstar 冷風扇」がセールで50%オフの9980円に (2026年07月23日)
  6. 高価なグラフィックスカードを守る「過熱保護ケーブル」に注目! 夏を乗り切るNoctua製簡易水冷も販路拡大で続々入荷 (2026年07月25日)
  7. ポタ電と組み合わせて使える「Soraiori ポータブルエアコン」がセールで16%オフの2万9980円に (2026年07月27日)
  8. NVIDIAが次世代AI超解像技術「DLSS 5」の今秋投入を明らかに/MicrosoftとMistralが欧州におけるAI演算能力の拡大で戦略的提携を発表 (2026年07月26日)
  9. プラネックス、10GbE接続に対応した5ポート搭載アンマネージドスイッチ (2026年07月24日)
  10. Jackery、定格1500Wを実現するポータブル電源「1000 New」の新モデル 19%小型化 (2026年07月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー