ASUSのZ890シリーズについては、さまざまな付加価値が用意されている。
まずパフォーマンスについては、DDR5のオーバークロック耐性を高めるため接触性を高めたゴールドフィンガーピン「NitroPath DRAM TECHNOLOGY」の採用、オーバークロックメモリの互換性を高める「DRAM Fit」、CPUに統合されたNPUのオーバークロックができる「NPU BOOST」、通常+3.3V系から供給するM.2 SSDへの電流を+12V系から生成し、高速M.2 SSDの複数枚接続時の安定性を向上させる「ROG M.2 POWERBOOST」といった機能が紹介された。
また、多くのモデルでWi-Fi 7対応の無線LANとThunderbolt 4対応のUSB Type-Cを備えているのも特徴だ。ハイエンドモデルに関しては、最大120Gbpsでの転送が行えるThunderbolt 5もサポートしている。
ROG MAXIMUSシリーズのモデルでは、通常+3.3V系から供給するM.2 SSDへの電流を+12V系から生成し、高速M.2 SSDの複数枚接続時の安定性を向上させる「ROG M.2 POWERBOOST」が導入されているまた、組み立てやすさに配慮した機能も多数盛り込まれている。グラフィックスカードを引き抜く動作でラッチが外れる「PCIe Slot Q-Release Slim」、固定具をスライドさせるたけでM.2 SSDを着脱できる「M.2 Q-Slide」、差し込むだけで固定できる無線LANアンテナコネクター「Q-Antenna」、ツールレスでM.2ヒートシンクを着脱できる「M.2 Release」などが導入されている。
その他、UEFIセットアップにはマザーボードのスロット、ソケットやコネクターにどのデバイスが接続されているのかをグラフィカルに表示する「Q-DASHBOARD」が導入された。ファンコネクターをクリックするとファンコントロールの調整画面に移行するなど、調整項目ともリンクしている。
さらに自動オーバークロック機能「AI OVERCLOCKING」、自動ファン制御機能「AI COOLING II」、通信性能を最適化する「AI NETWORKING II」に加えて、UEFIセットアップの設定についてAIが回答してくれる「AI ADVISOR」(β版、英語のみ)といった機能も新たに導入されている。
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