それでは早速箱を開けてみよう。パッケージの中身は、HHKB Studio本体の他、電源となる単三形乾電池×4本、予備のポインティングスティックキャップ×4個、USB Type-Cケーブルとなっている。
地味にうれしかったのは、ケーブルの色も白でそろえてあるところ、そしてポインティングスティックキャップの色が墨モデルより明るめになっていたことだ。
左右カーソルキーとしての役割を持つジェスチャーパッド、左クリック、中クリック、右クリックのマウスボタン、ウィンドウ切り替え用ジェスチャーパッドを前面に搭載している。
中央にマウスの左右ボタンとスクロールボタン、その左側にはテキストカーソルを左右に移動させるジェスチャーパッド、右側にはウィンドウ切り替えようジェスチャーパッドを搭載している。なお、これらの機能は全て後述するキーマップ変更ツールで変えられる左側面には上下カーソルキーとして使えるジェスチャーパッド、右側面には素早いスクロールが可能なジェスチャーパッドを備える。
背面にあるのは電源スイッチとUSB Type-C端子だ。
底面にはHHKB Studioのロゴが彫り込まれており、電池カバーや滑り止めのラバーソールの他、2段階で高さ調節可能なチルト機構を搭載している。
電池カバーを開けるとDIPスイッチが姿を現す。一時的にジェスチャーパッドを無効にしたい場合などに便利だろう。フタの裏側に接続先を切り替えるためのショートカットキー一覧が貼り付けられているのも良い。筆者はHHKB Professional HYBRID Type-Sを使っていた時にはショートカットキーを覚えきれず、デスク上に付箋を貼り付けていた。
従来の墨モデルと比べてみよう。色が異なるだけで、フットプリントや前側、後ろ側のサイズは、見たところ同じであった。
では、HHKB Professional HYBRID Type-S雪モデルと比べるとどうだろうか。ベース部やキートップの刻印の色に違いはあるのだろうか。
並べてみたところ、若干ではあるがHHKB Studioでは色が暗いように見えた。キートップの刻印の色のコントラストの問題かもしれないが。キートップの刻印ということで言えば、HHKB Professional HYBRID Type-Sでは装飾キーの1文字目が小文字であるが、HHKB Studioでは大文字であった。
刻印の色だけでなく、文字の大きさにも違いがあるHHKB Studio雪モデルのほうが大きいのだ。大きくしてあるおかげで、ボディーになじむような淡めの印字でも視認性が高いのかもしれない。
じっくり眺めた後は、実際に使ってみたい。
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