REALFORCE RC1(以下、RC1)は、REALFORCE史上初の70%キーボードであり、英語配列/日本語配列、それぞれキー荷重30g/45gの計4モデルで展開されている。
カラーバリエーションは本体色がブラックのみで、キーキャップ色はダークグレー/ライトグレーが用意されている。キーキャップはPBT素材で、摩擦に強い昇華印刷だ。コンパクト化にあたり、なるべく線を少なくしたスタイリッシュなデザインを意識したとのことで、ケースやスタンドの角、ラバーフィートなどは角をなくした丸みのあるデザインになっている。
キー数は英語配列が78個、日本語配列が82個だ。サイズは約295(幅)×130(奥行き)×39(高さ)mm、重さは約0.6kgとなっている。A4ノートPCとほぼ同じ幅なので、ノートPCにキーボードを載せる、いわゆる“尊師スタイル”での利用も可能だろう。ラバーフィートは幅が狭いものだが、ポジションによってはキーボードブリッジなどを併用する必要がある。
バッテリーには720mAhのリチウムイオンバッテリーを採用し、約1カ月使えるという。他のモデルがアルカリ単三形乾電池2本で約3カ月使えることを考慮するとかなり控えめな数値だが、これは軽量化と小型化を考慮してのことだろう。
接続方式はUSBによる有線と4台までのペアリングが可能なBluetooth 5.0のハイブリッドなので、充電切れになってもUSBケーブルがあれば使い続けられる。
キーはNキーロールオーバーに対応している。これは「全てのキーを同時に押しても、全てのキーが押されていることが認識できる」という全キー同時押し対応と、「全てのキーを次々に(離さずに)押していった場合にも、正しい順序で認識できる」という2つの機能を指している。
一般的なUSB HIDクラスキーボードではプロトコル上、一般キーのデータサイズが6バイトしかないため、同時押下キーを6つまでしか認識できず、7つ目のキーを押しても無視されてしまう(修飾キー除く)。
7つ目以降のキー押下を認識できるようにしたものがNキーロールオーバー対応となるが、実装によっては既に押されているキーの1つを離したことにして、7つ目のキーが押下されたことにするものもある。
この場合、7つ目のキーは認識できるものの、7つのキーが押下されていることは認識できない。REALFORCEの場合は7つ目以降のキーが押下されたことも認識できる上に、7つ以上同時に押下されていることも認識できる(ただし、Bluetooth接続時には制限がある)。
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