まずは試しと設問に答えたところ、音楽制作が向いているとの回答を受け、該当コーナーにあるノートPCで、AIを使って作曲できる「SOUNDRAW」を体験した。
といっても画面に五線譜はもちろん楽器の姿すらなく、楽曲の長さやテンポ、ムード、そしてジャンルを選ぶだけで自動的に曲を作ってくれる。制作された楽曲はそのまま商用利用できるが、気に食わないところは楽器やキー、テンポを変えたり、楽器ごとのボリュームを調整したりと直感的に編集可能だ。
現在開発中の「AIプリントドライバー」のイメージ。従来は画面で見えたままに印刷するので無駄な用紙が発生してしまうが、今後はプロンプトで指示を出すと、印刷しようとしているコンテンツのレイアウトをプロンプトに従って調整して、無駄なく印刷をしてくれるあえて3つのタイプのクリエイターに絞っているのは、冒頭で説明した「とにかく取っつきやすく、分かりやすくAIを体験してもらう」という方向性に沿ったものだ。
それだけに、既に生成AIで画像や動画を作ったり、業務に活用していたりする人からすると「これじゃない感」があるのはご愛嬌(あいきょう)だし、Copilotを活用するだけに出力された結果が「これじゃない感」があるのも避けられない。
しかし、こんなに簡単に使えるんだ、出力されたモノを利用できるんだというシンプルな驚きがあり、その体験こそがクリエイターエコノミーへの参加となる“第一歩”となるのだろう。
HP AI ラボ in 渋谷での体験に、「#なりたい自分を起動しよう」「#日本HP」というハッシュタグを付けてXで投稿すると、先着1000人にオリジナルデザインのハイチュウ(同社製プリンタで出力した独自パッケージのグレープ味)が、抽選で1人に「HP OmniBook Ultra Flip 14」がプレゼントされる投稿キャンペーンも実施中だとはいえ、同社の動向を追っかけている身からすると、もう1つ避けて通れない疑問が浮かんでくる。
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