M4ファミリー搭載Macは新規や買い増しだけでなくM1/M2ユーザーの買い換えにもお勧め――使い比べて分かったこと:本田雅一のクロスオーバーデジタル(3/3 ページ)

» 2024年11月22日 12時00分 公開
[本田雅一,ITmedia]
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USB Type-C端子になったMagic Keyboardは一部のキーに変更

 ところで、今回に新モデルに合わせて、Magic Keyboard(ごく一部を除く)、Magic Trackpad、Magic MouseといったLightning端子を搭載するデバイスは、USB Type-C端子に置き換わった。

 既報の通り、M4チップ搭載のiMacに付属するMagic KeyboardとMagic Mouseも、USB Type-C端子搭載の新バージョンに更新されている。

(※1)Magic Keyboardについては、8コアCPUモデルはテンキー/Touch IDなし、10コアCPUモデルはテンキーなし/Touch ID搭載のものが標準となる(カスタマイズモデルでは変更可能)。Magic Mouseについては、カスタマイズモデルではMagic Trackpadに変更できる

 今回レビューしたiMacには、テンキー/Touch ID付きMagic Keyboardが付属していたのだが、実はUSB Type-C端子搭載キーボードは一部のキー配置が変更されている。具体的には、メインキーの右下に入力言語の切り替えキーが追加され(※2)、BackSpaceキーの右側にポップアップメニューを表示させるキーが追加された。

(※2)テンキーなしのMagic Keyboardも同様の変更を実施している

 ポップアップメニューをキーボードからも操作可能にしたのは、「将来的により便利に使えるように」といった何らかの意図もあるのかもしれないが、現時点ではこのキーが必須となるような場面は感じていない。むしろ、BackSpaceキーの右側にあるので、ミスタイプで後方の文字を消すつもりがポップアップメニューが起動してしまい、操作が滞ってしまうこともある。ただし、そこは“慣れ”だけだろう。

 現時点ではあまり気にする必要はないと思うが、特にテンキー付きMagic Keyobardを選びたい人は、チェックしておくといい。

キーボード USB Type-C端子を備えるMagic Keyboardは、一部のキーが変更されている

ポテンシャルがより高まったM4ファミリー搭載Mac 処理余力は心強い

 性能面のレビューは別記事に譲るとして、最後に個人的な感想も交えつつ、まとめに入ろう。

 M4チップ搭載の新しいiMacは、アプリの性能向上も明らかで、また先代(M3チップモデル)と比べると熱に関しては有利になっているように感じられた。

 また、薄型設計なせいか、先代は意外と冷却ファンが動作する機会も多かったのだが、M4搭載モデルに関しては、多くの場合でファンの動作が気になることがなかった。その上、動画編集では、複数の4Kストリームを扱うようなシーンでも全く問題のないパフォーマンスを発揮してくれる。

 M4チップは、M4ファミリーのベースグレードではある。しかし、M2ファミリーの上位モデルに匹敵するパフォーマンスを備えている。「エントリークラスの製品」といってスルーするのはもったいない。パーソナルなクリエイティブツールとして、十分なパフォーマンスを備えている。

 おそらく今後、ベンチマークテストなどが進んでいくと「SSDの速度がMac miniやMacBook Proよりも遅い」との指摘が入るかもしれないが、これはストレージモジュールの“構成”に依存する。iMacではストレージモジュールが1基しか接続されていないのに対して、Mac miniやMacBook Proでは2基使われるため、より速度が出る。

 しかしながら、アプリの動作テストにおいては、その違いが顕著に現れていないことも同時に報告しておきたい。

SSDのスピード差 iMac(10コアM4チップ:左)とMac mini(14コアM4 Proチップ:右)に搭載されているSSDの読み書き速度を「AJA System Test Lite」で計測した結果。ストレージモジュールの構成の都合から、iMacは速度がやや遅めとなっている

 一方で、M4 Proチップを搭載するMac miniとMacBook Proに関しては、電力効率の高さはもちろん、サーマルスロットリングの起こりにくさも踏まえると、M3 Proチップを搭載するMacよりも負荷の高い使い方に向いている。メモリ帯域のテストでも大幅な向上を示しており、処理能力の余裕を感じさせる。

 これだけ高性能だと、今回はテストを行っていないが14インチMacBook Proにおけるエントリー構成となる10コアM4チップモデル(24万8800円)も積極的に評価できそうだ。一方、従来は「Maxチップ」でないと力不足を感じていた用途で使っていた人は、今回については「Proチップ」も検討してみていいだろう。

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