Halo75 V2キーボードの商品ページを見ると、QMK/VIAという記載が見受けられるが、これはHalo75 V2がオープンソースのキーボード用ファームウェアであるQMK/VIAに対応していることを示している。
QMK/VIAは、自作キーボードでよく見るファームウェアだったのだが、最近ではHalo75 V2をはじめ、組み立て済みのキーボードでも採用されるモデルが増えてきている。
QMK/VIAの特徴は何と言ってもカスタマイズ性の高さだ。キー配列の変更はもちろん、マクロキーの設定などが可能だ。
また、普通のキーボードでは見ない大きな特徴として、キーボード配列をレイヤー化(多層化)できる点が挙げられる。
メインの配列は0番レイヤーに設定した上で、レイヤー切り替えキーを設定して、キーボードのレイヤーを1番以降に切り替えて、自分が設定したマクロキーを使える様にするといった使い方が可能だ。
もともとは極端にキースイッチが少ない超小型キーボード向けに用意されていた機能だが、Halo75 V2のような一般的なキースイッチ数のキーボードでももちろん活用できる。
どちらかというと、玄人向けの機能で慣れるまでには少し時間がかかってしまうが、一度慣れてしまえば従来のキーボードでは考えられない様な、使い勝手の良いキーボードに大化けするので、興味がある方はトライしてみてほしい。
Halo75 V2はゲーミングキーボードとして見ると、アクチュエーションポイントが自由にカスタマイズできない点や、ラピッドトリガー機能が搭載されていないため、少し物足りなさを感じる。
その一方で、2.4GHzワイヤレス接続時もポーリングレートを1000Hzで利用できる点や、部屋のレイアウトにあわせたデザインを選べること、玄人も大満足の多彩なカスタマイズ性を実現するキーボードなので、気になる方は検討する価値があるだろう。
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