まずはスプレッドシートを開き、大量の数字を入力していこう。今回用意したのは、貯まったレシートの内容を転記するためのもので、ほぼ数字のみで入力していけるよう、「勘定科目」は表引きの関数を利用した。
RT1テンキーは、数字を入力していくだけであれば、一般的なテンキーと同じようにプラグ&プレイで使うことができる。PC本体の、またはUSBハブのUSB Standard-A端子にRT1テンキーのケーブルを挿すだけだ。
NumLockキーのLEDインジケーターが点灯していれば数字を入力できるし、消灯していればカーソルキーの役割を担う。
数字だけであれば、使い慣れているキーボードと同じ静電容量無接点方式スイッチなので、すいすいと入力が進む。
NumLockキーが使いやすい場所にあるのは良いと感じた。というのも、セルの中身を確定した後、2つ左にあるセルの中身が間違っていた、ということに気づいたときにわざわざ文字入力用のキーボードの右下に指を持っていったり、マウスに手を伸ばしたりするより、今使っているテンキーだけで事足りるからだ。
NumLockキーを押してカーソルキーモードにして左右へとセルを移動していけば良い。「テンキーに、こんな使い方があるのか」と目からウロコ状態である。
ただ、Excelもそうなのだが、スプレッドシート内でセル(カーソル)を移動させる際、基本的に横方向へ移動させたい。Tabキーで移動させたいのだ。
しかし、RT1テンキーのTabキーは上部に鎮座している。ひんぱんに使うのに、指を伸ばさなければならないというのは、プチストレスを募らせるものとなった。
テンキーに慣れていないこともあり、プチストレスを感じてしまう入力体験だったが、それなら押しやすいキーをTabキーにしてしまえば良い。それができるのがRT1テンキーの良いところだ。
そのために、まずはユーティリティーのREALFORCE CONNECTを導入する。ユーティリティーをインストールすると、デフォルトでデスクトップにソフトウェア起動アイコンが作られる。こちらをダブルクリックして起動しよう。
起動してからRT1テンキーをPCに接続すると、対応デバイスがリスト表示される。とはいえ、今回接続しているREALFORCEキーボードはRT1テンキーのみなので、「RT1 TENKEYBOARD」1種類しか表示されない。デバイス名をクリックしよう。
すると、専用のキーマップ変更ツール画面が別ウィンドウで立ち上がる。上にはRT1テンキーのキーレイアウトが、下には「デバイス」「ヒートマップ」「APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)」「キーマップ入替」などの機能が並ぶ。
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