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カスタマイズで左手デバイスにもなる東プレのテンキー新モデル「REALFORCE RT1 Ten Keyboard」を試す(2/4 ページ)

» 2024年12月03日 11時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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数字を入力するだけなら挿すだけで手間いらず

 まずはスプレッドシートを開き、大量の数字を入力していこう。今回用意したのは、貯まったレシートの内容を転記するためのもので、ほぼ数字のみで入力していけるよう、「勘定科目」は表引きの関数を利用した。

数字入力用スプレッドシート レシートから日付と勘定科目っぽいものと金額のみを入力するためのスプレッドシートを作成した。RT1テンキーのみで入力できるよう、「勘定科目」項目の列にはVLOOKUP関数を入れている

 RT1テンキーは、数字を入力していくだけであれば、一般的なテンキーと同じようにプラグ&プレイで使うことができる。PC本体の、またはUSBハブのUSB Standard-A端子にRT1テンキーのケーブルを挿すだけだ。

 NumLockキーのLEDインジケーターが点灯していれば数字を入力できるし、消灯していればカーソルキーの役割を担う。

NumLockのインジケーターオン NumLockがオンの状態
NumLockのインジケーターオフ こちらはオフの状態。MacではNumLockキーは動作せず、消灯した状態で数字を入力していく

 数字だけであれば、使い慣れているキーボードと同じ静電容量無接点方式スイッチなので、すいすいと入力が進む。

スイスイと進む すいすいと入力していける

 NumLockキーが使いやすい場所にあるのは良いと感じた。というのも、セルの中身を確定した後、2つ左にあるセルの中身が間違っていた、ということに気づいたときにわざわざ文字入力用のキーボードの右下に指を持っていったり、マウスに手を伸ばしたりするより、今使っているテンキーだけで事足りるからだ。

 NumLockキーを押してカーソルキーモードにして左右へとセルを移動していけば良い。「テンキーに、こんな使い方があるのか」と目からウロコ状態である。

 ただ、Excelもそうなのだが、スプレッドシート内でセル(カーソル)を移動させる際、基本的に横方向へ移動させたい。Tabキーで移動させたいのだ。

 しかし、RT1テンキーのTabキーは上部に鎮座している。ひんぱんに使うのに、指を伸ばさなければならないというのは、プチストレスを募らせるものとなった。

指がつりそう ひんぱんに使うTabキーに中指を伸ばすので、指がつりそうである

慣れるより私色に染める!

 テンキーに慣れていないこともあり、プチストレスを感じてしまう入力体験だったが、それなら押しやすいキーをTabキーにしてしまえば良い。それができるのがRT1テンキーの良いところだ。

 そのために、まずはユーティリティーのREALFORCE CONNECTを導入する。ユーティリティーをインストールすると、デフォルトでデスクトップにソフトウェア起動アイコンが作られる。こちらをダブルクリックして起動しよう。

REALFORCEソフトウェアダウンロードサイト REALFORCEのソフトウェアダウンロードサイト,REALFORCE CONNECTの公式サイト
インストールしていく インストーラーを立ち上げたら指示に従っていくだけだ
デスクトップにショートカットが作成される デスクトップにショートカットが作成される

 起動してからRT1テンキーをPCに接続すると、対応デバイスがリスト表示される。とはいえ、今回接続しているREALFORCEキーボードはRT1テンキーのみなので、「RT1 TENKEYBOARD」1種類しか表示されない。デバイス名をクリックしよう。

リストに表示 REALFORCE CONNECTを起動した状態でRT1テンキーを接続すると、右側の接続デバイスリストに「RT1 TENKEYBOARD」が表示される

 すると、専用のキーマップ変更ツール画面が別ウィンドウで立ち上がる。上にはRT1テンキーのキーレイアウトが、下には「デバイス」「ヒートマップ」「APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)」「キーマップ入替」などの機能が並ぶ。

REALFORCE CONNECT画面 REALFORCE CONNECTのRT1テンキー設定画面。起動直後はこのように「デバイス」と「ヒートマップ」の変更ができる状態だ。「<」「>」をクリックして左右へ移動できる
APC設定画面 各キースイッチのオン位置を設定できるAPCの設定画面。キーレイアウトも色分けされているので、現在のAPCの深さを識別できる
キーマップ入替画面 こちらはキーマップの入れ替え画面だ。一般キー/修飾キーなどの入れ替えの他、マクロ設定もここから行える

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