マウスコンピューターのG-Tune改め「G TUNE」が20周年! 価格も期待できる記念モデルの仕上がりは? 徹底レビュー(2/5 ページ)

» 2024年12月11日 12時00分 公開
[石川ひさよしITmedia]

 前述したように、ディスプレイの解像度は2560×1600ピクセルで、アスペクト比は16:10となっている。モバイルノートPCで普及してきた1920×1200ピクセルに比べて、より高解像度であるため、ゲーム中の視界が広がるだけでなく、普段の作業でも使い勝手が向上する。視力に自信があるなら100%スケールで表示することで、圧倒的に広い作業領域を確保できる。

photo ディスプレイは15.3型(2560×1600ピクセル)だ

 リフレッシュレートは180Hzまで対応している。以前なら120Hzで高性能なゲーミングディスプレイとアピールされていたものだが、近年はこの数字がどんどん向上している。

 ゲーミングノートPCでも240Hzや360Hzといった高リフレッシュレートに対応するモデルが登場しているが、実際のゲームプレイ時においては同程度のフレームレートが必要なので、GPUスペックとの兼ね合いが必要になる。180Hzというのは、GeForce RTX 4050 Laptop GPUと搭載する本製品は必要十分といったところだ。

photo リフレッシュレートは180Hzに対応している

 ディスプレイのベゼルは、最近のノートPCらしくかなり狭めだ。画面占有率が高く、実際にゲームをプレイした際の没入感も高い。上部ベゼルには有効100万画素のWebカメラも搭載している。物理的なスライド機構によるプライバシーシャッターが実装されているのはうれしいところだ。レンズ部分が赤色になっていればシャッターが閉じられた状態となり、必要な時はシャッターを物理的に開けて使える。

photo プライバシーシャッター付きWebカメラで不使用時は物理的にレンズをふさげる(閉じた状態)
photo プライバシーシャッターを開いた状態

 キーボードはテンキー付きの105キー日本語配列となっている。テンキー付きなので本体幅いっぱいであり、キーピッチも約18.75mmと標準的なものよりわずかに狭くなっている。キーストロークは約1.4mmだ。

 ただし、実際にタイピングをする上ではそこまで違いを感じないだろう。右Altキーが省略されていたり、テンキーについては幅が狭くなっていたりするが、主要なキーは十分な大きさだ。カーソルキーも4つが同じ大きさ(よくある上下ハーフ高ではない)というのも好感触である。また、電源ボタンや電源モード切り替えボタンが独立しているところも使いやすい。

photo テンキー10キー付きの105日本語キーボードを採用する。わずかにコンパクトだがタイプ自体は通常の感覚と変わらぬ印象。ゲーミング仕様のしっかりとしたキータッチもよい
photo 電源ボタン、電源設定切り替えボタンは独立している
photo カーソルキーが全て同サイズなのもよい

 ゲーミングらしく、やや高反発で分かりやすいクリック感もある。nキーロールオーバーにも対応している。そしてARGB対応のLEDバックライトの点灯パターンとして、デフォルト(単色発光)、レインボー、ブレス、ミュージック、ウェーブといったプリセットが用意されている。さらにユーザーモードではキー単位でカラーを指定できる。当然だが設定でオフにもできるし、スリープまでの時間も設定できる。

photo ゲーミングPCのエントリーモデルでは省かれがちなLEDキーボードバックライトも標準搭載している
photo LEDバックライトはユーティリティーから設定可能だ
photo タッチパッドは約12.3(横)×7.6(縦)cmほどあり、まずまず大きく操作しやすい

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