前述したように、ディスプレイの解像度は2560×1600ピクセルで、アスペクト比は16:10となっている。モバイルノートPCで普及してきた1920×1200ピクセルに比べて、より高解像度であるため、ゲーム中の視界が広がるだけでなく、普段の作業でも使い勝手が向上する。視力に自信があるなら100%スケールで表示することで、圧倒的に広い作業領域を確保できる。
リフレッシュレートは180Hzまで対応している。以前なら120Hzで高性能なゲーミングディスプレイとアピールされていたものだが、近年はこの数字がどんどん向上している。
ゲーミングノートPCでも240Hzや360Hzといった高リフレッシュレートに対応するモデルが登場しているが、実際のゲームプレイ時においては同程度のフレームレートが必要なので、GPUスペックとの兼ね合いが必要になる。180Hzというのは、GeForce RTX 4050 Laptop GPUと搭載する本製品は必要十分といったところだ。
ディスプレイのベゼルは、最近のノートPCらしくかなり狭めだ。画面占有率が高く、実際にゲームをプレイした際の没入感も高い。上部ベゼルには有効100万画素のWebカメラも搭載している。物理的なスライド機構によるプライバシーシャッターが実装されているのはうれしいところだ。レンズ部分が赤色になっていればシャッターが閉じられた状態となり、必要な時はシャッターを物理的に開けて使える。
キーボードはテンキー付きの105キー日本語配列となっている。テンキー付きなので本体幅いっぱいであり、キーピッチも約18.75mmと標準的なものよりわずかに狭くなっている。キーストロークは約1.4mmだ。
ただし、実際にタイピングをする上ではそこまで違いを感じないだろう。右Altキーが省略されていたり、テンキーについては幅が狭くなっていたりするが、主要なキーは十分な大きさだ。カーソルキーも4つが同じ大きさ(よくある上下ハーフ高ではない)というのも好感触である。また、電源ボタンや電源モード切り替えボタンが独立しているところも使いやすい。
ゲーミングらしく、やや高反発で分かりやすいクリック感もある。nキーロールオーバーにも対応している。そしてARGB対応のLEDバックライトの点灯パターンとして、デフォルト(単色発光)、レインボー、ブレス、ミュージック、ウェーブといったプリセットが用意されている。さらにユーザーモードではキー単位でカラーを指定できる。当然だが設定でオフにもできるし、スリープまでの時間も設定できる。
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