AYANEOが宇宙に進出!? 地上で“爆速”を実現するかもしれない「AYANEO AG01 Starship Graphics Dock」開封レビュー(2/2 ページ)

» 2025年01月24日 16時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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AYANEO AG01 Starshi Graphic Dockのデザインがいい!

 AG01で特徴的な部分は、何といってもこのデザインだろう。eGPUの多くはシンプルな箱型だが、AG01は様子が異なる。海外ドラマ「スタートレック」に登場した「Picard号」のような配色(別のカラーバージョンは全体がグレーのInterstellar Gray)とメカメカしさが、宇宙船を思わせる。

デコラティブ シンプルな外観が多い外付けGPUボックスが多い中で、本製品はかなり装飾が施されて異彩を放っている。なお、右側のボタンやSwitchのようなものは全て装飾であり、これといった機能はない

 GPUは6nmプロセスのAMD Radeon RX 7600MXT、グラフィックスメモリは8GB、TGPは可変で100W/12Wとなっている。切り替えには本体に備わっているスイッチ「Turbo Knob」(ターボノブ)を利用する。ハード側にこのようなノブがあるため、よりパワーを必要とする場面でAG01の電源をオフにすることなくスピーディーかつ容易に切り替えられるのがうれしい。

ターボノブ 少しひねるだけでTGP出力を変えられるターボノブ。ツヤっとしていて良い

 ホストからはUSB4またはOCuLinkで接続し、USB4での接続であれば100WのUSB Power Delivery(PD)によりホストへの給電も行える。また、最大毎秒40GBでのデータ通信に対応するため、AG01をドッキングステーションとして使うことも可能だ。

 映像出力ポートは4つある。DisplayPort 2.0(4K 120Hz/8K 60Hz対応)×2と、HDMI 2.1(4K 120Hz/8K 60Hz対応)×2だ。

 その他のインタフェースは、USB 3.2 Gen 2 Standard-A、1000-BASE-T対応の有線LAN端子となっている。その他に、SDメモリーカードスロットとM.2 2280形状のSSDを挿入できるPCI Express 3.0対応のスロットがあるので、外付けストレージとしても活用可能だ。

AG01正面 こちらはAG01の天面
AG01背面 AG01の背面。端子類のほとんどがこちらにまとまっている
AG01前面 AG01の前面には端子類がない
AG01右側面 右側面にはベンチレーショングリルとアクティブ冷却排気システムがある
AG01左側面 左側面の上には通気孔が、下にはSDメモリーカードスロットをカバーするゴムがある
SDメモリーカードスロット ゴムカバーをめくるとスロットが現れる
AG01底面 底面には製品名や型番などが記載されている右側のノブはM.2スロットのカバーを着脱する際に利用する
SSDスロット ノブを回してロックを解除するとM.2 2280サイズのSSDを装着可能なPCI Express 3.0対応のM.2スロットが現れる

 冷却機構は、強力で大きめの静音ファンと大きめのベイパーチャンバープレートからなっている。

 AYANEOブランドのPCはもちろんのこと、USB4やThunderbolt 3/4、OCuLink搭載Windows PCと接続して使うことができる。USB4ケーブルとOCuLinkケーブルが付属しているので、対応するPCがあれば、すぐに接続できるだろう。

左からOCuLinkケーブルとUSB4ケーブル 左からOCuLinkケーブルとUSB4ケーブル。付属するのがありがたい
OCuLinkケーブル 余談だが、OCuLinkケーブルの端子の色が本体カラーに限りなく寄せているところがデザイン重視のAYANEOらしいと感じた

 次回は、接続したPCのパフォーマンスにどのような影響をもたらすかを試していきたい。

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