歴代Windowsのパッケージとシャットダウン音のショート動画が公開される/「Google スプレッドシート」が最大50%高速化 貼り付けやフィルター設定など週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)

» 2025年02月09日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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Windows 11がMIDI 2.0をフルサポート Canaryチャネルで展開中

 Microsoftは2月5日、Windows 11 Insider Preview Build 27788をCanaryチャネルで公開した。このバージョンでは「Windows MIDI Services」がパブリックプレビューとして含まれている。

photo Windows 11のCanaryチャネルでリリースされたビルド27788が、MIDI 2.0をフルサポートした

 MIDIは、1983年に初めてリリースされた標準規格で、ほぼ全ての電子音楽機器でサポートされている。音符情報の記録と再生、ステージライトとエフェクトの制御、大規模会場でのミキサーの同期など、さまざまな用途で使用されている。MIDIプロトコル自体はオーディオとは関係のない規格ながら、音楽制作には不可欠なものとなっている。

 2020年にリリースされた最新の「MIDI 2.0」は、速度と忠実度の向上、楽器のコントロールの向上、楽器間の双方向の会話とネゴシエーション、検出、USBタイミングの向上などが図られている。

 今回のビルドでサポートされた「Windows MIDI Services」は、MIDI 2.0だけではなく、「MIDI 1.0」の最新の実装も含んだ新しいMIDIスタックだ。Arm64を含む全てのプロセッサの64bit OSで動作する。Windows MIDI Servicesの主な利点は下記の通り。

  • MIDI 2.0をフルサポート
  • 高速なトランスポート
  • MIDI 1.0とMIDI 2.0の両方をフルサポートする、より高速なUSB MIDI
  • 全てのエンドポイントがマルチクライアントになり、複数のアプリが同時にデバイスを使用できるようになる
  • エンドポイントとポートの改善
  • SDKが使用するアプリのタイムスタンプ付き送信メッセージと受信メッセージのサービス内スケジューリングが可能に
  • ループバックとアプリ間MIDIを内蔵
  • MIDI 1.0とMIDI 2.0を自動変換
  • アプリで利用できるデバイスメタデータが大幅に増加
  • デバイスの追加/更新/削除の通知を改善
  • WinMM(MME)MIDI 1.0 API(および将来の WinRT MIDI 1.0)との下位互換性により、アプリの変更なしで新しい機能を導入可能。MIDI 1.0機能レベルで MIDI 2.0デバイスにアクセスすることもできる。

 Windows MIDI Servicesを利用するアプリは、Windows MIDI Services App SDK を介して実行される。SDKは、GitHubから入手できる。ただし、まだ署名されていないリリースのため、インストール時に警告が表示される。

Googleが「OneDrive」から「Google ドライブ」へのデータ移行機能を提供開始

 Googleは2月4日、Google Workspaceの管理者がOneDriveのデータをGoogle Driveに転送できる機能の一般提供を開始した。この機能は、2024年10月にオープンβとして提供されていたものだ。

photo OneDirveからGoogle Driveへのデータ移行機能が、Google Workspaceの管理者向け機能として一般提供された

 ビジネス向けに提供されているGoogle Workspaceの特権管理者(Super Admin)向け機能で、最大100ユーザーのファイルを一度に移行できる。また、一般提供開始にあたり、以下の機能も追加された。

  • 特定の日付の範囲のデータのみを指定
  • 特定のファイル形式と大きなファイルを除外
  • IDマップのアップロードをスキップし、代わりにGoogleが移行元ユーザーと移行先ユーザーを自動的にマッピング

 本機能は2月4日から段階的に展開が開始されている。

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