サム・アルトマンCEOが「GPT-4.5」と「GPT-5」のロードマップを明らかに/AMD製CPUに脆弱性週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

» 2025年02月16日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

Windowsの2月度セキュリティ更新プログラム公開

 Microsoftは2月11日(現地時間)、現在サポートしているWindows 11およびWindows 10の全バージョンに対し、月例セキュリティ更新プログラムの配信を開始した。

 Windows 11 24H2向けは「KB5051987」、Windows 11 23H2/22H2向けは「KB5051989」、Windows 10(22H2/21H2)向けは「KB5051974」、Windows 10(1809)向けは「KB5052000」となる。

photo Microsoftが、Windows 10/11向けに2月度のセキュリティ更新プログラムを公開した

 本更新プログラムでは、CVE番号ベースで63件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応した。このうち深刻度を「Critical(緊急)」と評価しているのは以下の4件だ。

  • CVE-2025-21177:Microsoft Dynamics 365 Sales の特権昇格の脆弱(ぜいじゃく)性
  • CVE-2025-21376:Windows Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)のリモートでコードが実行される脆弱(ぜいじゃく)性
  • CVE-2025-21379:DHCP クライアントサービスのリモートでコードが実行される脆弱(ぜいじゃく)性
  • CVE-2025-21381:Microsoft Excel のリモートでコードが実行される脆弱(ぜいじゃく)性

 また、以下の2件は深刻度は「Important(重要)」ながら、既に悪用の事実を確認済みとなっている。

  • CVE-2025-21391:Windows ストレージの特権の昇格の脆弱(ぜいじゃく)性
  • CVE-2025-21418:WinSock 用 Windows Ancillary Function Driver の特権の昇格の脆弱(ぜいじゃく)性

 既に攻撃手法が知られている脆弱(ぜいじゃく)性も含まれており、できるだけ早めのアップデートを心掛けたい。

Intelがセキュリティアドバイザリを公開 Core iシリーズなど

 Intelは2月11日(現地時間)、2月度のセキュリティアドバイザリを公開した

photo Intelが2月度のセキュリティアドバイザリを公開した

 2月は34件のアドバイザリが公開されており、CVE番号ベースでは67件の脆弱(ぜいじゃく)性が報告されている。中でも「Intel Server Board BMC Firmware Advisory(INTEL-SA-00990)」が、同社の基準で最も重いCRITICALとされており、そこに含まれる「CVE-2023-25191:AMI MegaRAC SPX devices allow Password Disclosure through Redfish.」がCVSS Base Score 4.0で、9.3の「Critical」となっている。

 アドバイザリには第7世代〜第14世代のIntel Coreプロセッサに関するものも含まれている。既に対策済みのファームウェアがOEMメーカーなどから提供されているので、情報を確認して早めのアップデートを心掛けたい。

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