うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、2月9日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
OpenAIのサム・アルトマンCEOは2月13日(現地時間)、今後数週間で「GPT-4.5」、そして数カ月で「GPT-5」をリリースするというロードマップを自身のXアカウントで明らかにした。
アルトマンCEOは「AIがユーザーのために、ただ機能することを望んでいる」とし、用途に合わせてモデルを選ぶ必要がある現状が複雑すぎると表明している。このため、oシリーズモデルとGPTシリーズモデルの統合を行うという。
次のステップとして、社内でOrionと呼んでいたGPT-4.5を最後の非思考連鎖モデル(non-chain-of-thought model)としてリリースする。その後、GPT-5を統合システムとしてリリースする予定だ。今後、o3をスタンドアロンモデルとして出荷することはないという。
ChatGPTの無料版では、標準インテリジェンス設定でGPT-5への無制限アクセスを提供している。Plus加入者は、より高いレベルのインテリジェンスで実行でき、Pro加入者はさらに高いレベルで実行できるとのこと。これらのモデルには、音声、canvas、search、deep researchなどが含まれている。
AMDは2月3日(現地時間)、同社のEPYCシリーズなど一部のCPUに、SEV(Secure Encrypted Virtualization)ベースの保護が失われる可能性がある脆弱(ぜいじゃく)性「CVE-2024-56161」が見つかったとセキュリティ情報を公開した。なお、修正パッチは既に提供済みだ。
この脆弱(ぜいじゃく)性は、Googleの研究者が発見したもの。SEVは動作中の仮想マシンインスタンスが使用しているDRAMのデータを暗号化して保護するが、ローカル権限を持つ攻撃者が今回見つかった脆弱(ぜいじゃく)性を利用することで、この保護を突破できるという。
Googleは2024年9月25日にこの脆弱(ぜいじゃく)性をAMDに通知し、AMDは2024年12月17日に修正パッチの提供を開始。AMDと調整し、情報の公開を遅らせていた。
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