DJIの新型3軸ジンバル「Osmo Mobile 7P」、カメラスマホにおすすめです武者良太の我武者羅ガジェット道(1/3 ページ)

» 2025年03月04日 12時00分 公開
[武者良太ITmedia]

 DJIから新型のスマートフォン用3軸ジンバル「Osmo Mobile 7」シリーズが発売されました。2022年9月に発売されたOsmo Mobile 6から約2年半。ラインアップはスタンダードモデルの「Osmo Mobile 7」と、上位機種の「Osmo Mobile 7P」の2機種となっていますが、特にOsmo Mobile 7Pは大きな進化を遂げています。

 個人的に興味があったので、発表後すぐに注文してテストしてみました。Osmo Mobile 7P、一体どのような性能を持つジンバルなのでしょうか。

photo Osmo Mobile 7Pを構えたところ。2年半ぶりに新型機の登場となった

クランプ部分にも通信接点が備わった

 外観からチェックしていきましょう。スマホ用ジンバルとしては、やや大きめの作りです。グリップやジンバルアームも太くしっかりしており、安定感があります。差異はありますが、共通のハンドルデザインや、Osmo Mobile 3から続くOsmo Mobileシリーズ共通の折りたたみ構造を踏襲しているといえるでしょう。

photo ジンバル本体部(左)と、DJI OM 多機能モジュールをつけたクランプ

 パッとみただけでは旧モデルとの違いが分かりにくいのですが、Osmo Mobile 7Pは大きなアップデートポイントがあります。それはスマホクランプの変化と、DJI OM 多機能モジュール、内蔵三脚の存在です。

photo ジンバルアームとクランプに4極の通信接点が用意されている

 まずスマホクランプには通信接点があり、DJI OM 多機能モジュールとOsmo Mobile 7Pの信号のやりとりをする経路となっています。このためOsmo Mobile 7Pの機能を引き出すには、純正クランプを使う必要があることが分かります。

photo DJI OM 多機能モジュールにも通信接点が用意されている

 個人的に残念だと感じているところは、MagSafe対応のDJI OM磁気クイックリリースマウントに通信接点がないことです。既に発売されているDJI OM磁気クイックリリースマウントに対応しているようなのですが、MagSafe使用時は進化ポイントが使えないという状況です。今後、Osmo Mobile 7P専用の磁気クイックリリースマウントが出ることに期待したいですね。

photo 高輝度なLEDライトも備えているのが特徴

 そんなDJI OM 多機能モジュールはどんなアプリを使っていても、そしてiPhone/Android、どちらのデバイスであっても、人物トラッキングを可能にするユニットです。プロが使うミラーレス用ジンバルにも同様のトラッキングユニットが装備できるモデルがありますが、Osmo Mobile 7Pはそのシステムをスマホの世界に持ってきました。期待値アガリまくりです。

 なおトラッキングできるのは人物のみ。ここ注意が必要ですよ。走り回るペットなどを自動的に追いかけてもらうには、純正アプリのDJI Mimoによるトラッキングが必要です。

photo 電源/色温度スイッチと、輝度/ペアリングスイッチが並んでいる

 DJI OM 多機能モジュールにはトラッキングセンサーの他、LEDライト、DJI Mic Miniのレシーバー機能も内蔵しています。多機能、と名がついているだけのことはありますね。LEDライトは光量および色温度が調整可能で、小型ながらになかなかにパワフル。今回は時間がなく試せなかったのですが、小物の3Dスキャン/ガウシアンスプラッティング(3DGS)をするときに使えるかもしれません。

photo オプションを使わずに自立させるための三脚を内蔵
photo 足の長さは短めだが、安定感がある

 ジンバル本体の底面部を見てみましょう。従来のように三脚穴がありますが、さらに内蔵三脚の足パーツも見えます。やっときました。Osmo Mobileシリーズに内蔵三脚が……! おめでとうございます。本気で祝福しますし、コレがなかったら買ってなかったレベルです。

photo 延長ロッドを伸ばして自立。風がある場所では倒れないような工夫をしたい
photo DJI OM 多機能モジュールを使えば、インカメラではなく高性能なアウトカメラを使った自撮りができる

 延長ロッドも内蔵しています。単体で自立させた時の画角調整時に活用できる他、角度を変えて自撮り棒としても使えます。Osmo Mobile 7Pは強固なフレームを持っているので、伸ばした状態でも安心感があるのがいいですね。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月12日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  3. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  4. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  5. ソニーが「Blu-ray Discレコーダー」の出荷と開発を終了 代替の録画手段はある? (2026年02月09日)
  6. 32GBメモリが6万円切り、2TB SSDは3.3万円から 価格上昇が続くアキバで見つけた高コスパパーツ (2026年02月07日)
  7. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  8. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  9. 梅田の街がeスポーツに染まった3日間――「Osaka GeN Scramble」で見えた、地域とデバイスが融合する最新イベントの形 (2026年02月10日)
  10. PFU、HHKBをオプション付きでお得に買える「HHKBスターターキット」を期間限定で発売 (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年