Appleが3月4日、「iPad Air」の新モデルを発表。3月12日に発売する。
2024年に発売した「iPad Air(M2)」よりも高速な処理が可能な「M3」をプロセッサに搭載している。8コアCPUを搭載しており、マルチスレッドのCPUワークフローがiPad Air(M1)よりも最大35%高速になり、9コアGPUによるグラフィックス性能はM1よりも最大40%高速になったという。ゲームでは、より正確な照明、反射、陰影などをリアルに表現するとしている。
機械学習を担うNeural Engineは、M1と比べてAI処理が最大60%高速になった。AppleのAIサービス「Apple Intelligence」にも対応しており、写真の不要な部分を消す「クリーンアップ」、メモリアプリのスケッチから画像を作り替える「画像マジックワンド」、文章の作成をサポートする機能などを利用できる。Apple Intelligenceの日本語は4月から利用可能になる予定。
ディスプレイサイズは11型と13型をそれぞれ用意する。カラーバリエーションはスペースグレイ、ブルー、パープル、スターライトの4色から、ストレージは128GB、256GB、512GB、1TBから選べる。
価格(税込み、以下同)は以下の通り。
iPad Airのためにデザインされたという新しい「Magic Keyboard」も同日に発売する。内蔵トラックパッドがより大きくなり、細かい作業をするための精度が向上したという。新たに14のファンクションキーを用意し、画面の明るさや音量の調節などがより簡単に行えるようになった。キーボードはマグネットで装着でき、Bluetooth接続は不要だ。カラーはホワイトで、価格は11型用が4万6800円、13型用が4万9800円となる。
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