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IntelがvPro対応「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」の出荷時期を公表 一部CPU/SoCでは出自の「トレーサビリティー」を導入へMWC Barcelona 2025

» 2025年03月06日 13時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 Intelは3月5日、企業向けの管理/セキュリティ機能「Intel vProプラットフォーム」に対応するCore Ultraプロセッサ(シリーズ2)の出荷予定時期を改めて発表した。これに併せて、一部のCore Ultraプロセッサ(シリーズ2)においてCPU/SoCの出自をたどれるトレーサビリティープログラム「Intel Assured Supply Chain」を2025年後半をめどに導入することも明らかにした。

Core Ultraプロセッサ(シリーズ2) vPro対応のCore Ultraプロセッサ(シリーズ2)のリリース時期が改めて発表された

vPro対応Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)の出荷時期

 vPro対応のCore Ultraプロセッサ(シリーズ2)を搭載するPCの出荷時期は以下の通りとなる。

  • モバイル向け
    • Core Ultra 200Vプロセッサ(開発コード名:Meteor Lake):開始済み
    • Core Ultra 200Uプロセッサ(開発コード名:Arrow Lake-U):3月後半
    • Core Ultra 200Hプロセッサ(開発コード名:Arrow Lake-H):3月後半
    • Core Ultra 200HXプロセッサ(開発コード名:Arrow Lake-HX):3月後半
  • デスクトップ向け
    • Core Ultra 200Sプロセッサ(開発コード名:Arrow Lake-S):3月後半
ラインアップ 既にvPro対応PCが出ている「Core Ultra 200Vプロセッサ」に加えて、3月後半には他のCore Ultraプロセッサ(シリーズ2)を採用するvPro対応PCが登場する
4年前 4年前の「Core i7-1185G7」搭載ノートPCと、現行の「Core Ultra 265H」搭載ノートPCとの性能比較
Ryzen AI PROなどとの比較 Core Ultra 265Hと「Core Ultra 7 165H」「Ryzen AI 7 PRO 360」「Snapdragon X Elite X1E-80-100」との性能比較。Core Ultra 265Hはトップであるということを言いたいのだろう
AIパフォーマンス AIパフォーマンスでも優位に立っているとアピールしているが、使っているAPIが異なる点には注意が必要だ
デスクトップ デスクトップ向けCPUでも、4年前の「Core i9-10900」と現行の「Core Ultra 9 285」との比較を行っている
PC vPro対応モデルは、主要なPCメーカーから登場する予定だ。そのモデル数は150を超えるという

Intel Assured Supply Chain

 Intel Assured Supply Chainは、CPU/SoCがどこで生産され、どこでPCに組み込まれたのかをたどれる仕組みだ。

 本プログラムは、HPとLenovoの生産する一部のCore Ultraプロセッサ(シリーズ2)搭載PCからスタートし、順次対象メーカーやCPU/SoCを拡大していくという。

CPUにもトレーサビリティー 安全保障の観点から、CPUやSoCの“出自”を求めるニーズが生まれたようだ

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