Intelは1月6日(米国太平洋時間)、NPUを統合したCPU/SoC「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」の追加ラインアップを発表した。今回発表された製品の多くは、企業向けセキュリティ/管理機能「Intel vProプラットフォーム」にも対応している。
【更新:1月7日9時】Core Ultra 200Sプロセッサについて、追記を行いました
2024年9月に発表された薄型ノートPC向けSoC「Core Ultra 200Vプロセッサ」(開発コード名:Lunar Lake)については、従来のラインアップを継続する。ただし、以下のモデルについて、新たにIntel vPro Enterprise対応が行われる。
Core Ultra 200VプロセッサのIntel vPro Enterprise対応では、以下の新要素や機能改善が盛り込まれている。
上記SoCを搭載するvPro対応ノートPCは、1月6日(米国太平洋時間)から順次PCメーカーを通して発売される予定だ。
「Core Ultra 200Hプロセッサ」(開発コード名:Arrow Lake-H)はCore Ultraプロセッサ(シリーズ1)のHシリーズの後継モデルで、パフォーマンス重視のノートPC向けCPUとなる。搭載製品は、PCメーカーを通して2月から順次発売される予定だ。
主な特徴は以下の通りとなる。
Core Ultra 200Hプロセッサのラインアップは以下の通りだ(★印が付いているものはvPro Enterpriseに対応)。
「Core Ultra 200HXプロセッサ」(開発コード名:Arrow Lake-HX)は、Core Ultra 200Hプロセッサよりもさらに高パフォーマンスを求めるエンスージアスト(求道者)向けノートPCや、モバイルワークステーションに搭載することを想定したCPUだ。設計的にはデスクトップPC向け製品とほぼ同一で、外部GPUを別途搭載することを前提としている。搭載製品は、PCメーカーを通して2025年前半から順次発売される予定だ。
主な特徴は以下の通りとなる。
Core Ultra 200HXプロセッサのラインアップは以下の通りだ。全モデル共に、PBPは55W、MTBは160Wに設定されている(★印が付いているものはvPro Enterpriseに対応)。
Core Ultra(シリーズ2)にデスクトップ/ハイエンドモバイル向けモデルが登場! これまでのIntel製CPUとの決定的な違い
新型SoC「Intel Core Ultra 200V」シリーズ発表! AMDやQualcommを上回る性能とバッテリー駆動時間をアピール 搭載PCは9月24日から発売
「AI PC」がベールを脱ぐ! 次世代のモバイル向け「Core Ultraプロセッサ」正式発表 搭載ノートPCは順次発売
「Core Ultra 200Sプロセッサ」のパフォーマンスが安定しない? Intelが原因と対策を公表
Intelの新型「Core Ultra 200Sプロセッサ」は何がすごい? 試して分かった設計方針の成果と限界Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.