通話ボタンが独立して音楽再生のコントロールとは分離されているため、操作を誤るリスクは少ないだろう。ミュートボタンについてもマイクアームに独立して配置されているが、この手のヘッドセットではマイクアームを跳ね上げるとミュートになる製品も多い。OpenMeetはミュートボタンを押す必要があり、ここは人によって好みが分かれるポイントかもしれない。
なお、マイクを使っていない状態でミュートボタンを押すと、音声アシスタントが起動する。試したAndroidデバイス(Galaxy S24 Ultra)ではGeminiが起動した。ミュートボタンでは、他にも音楽再生時に長押しすることで、イコライザーモードを「スタンダード」「ボーカルモード」で切り替えられる。
イコライザーの切り替えはスマホの「Shokz」アプリでも行えるが、アプリ上でもこの2つしか選べないので、ミュートボタンで操作するのが早そうだ。
バッテリー駆動時間は、音楽再生で約15時間、通話では約14時間持続するという。一日中装着していてもバッテリー切れの心配は少ない。さらに5分の充電で最大2時間の通話が可能な急速充電にも対応している点は、いざというときに重宝しそうだ。
デバイスとの接続はBluetooth 5.4を採用し、コーデックはAACとSBCに対応している。マルチポイント接続にも対応しており、同時に2台のデバイスと接続が可能だ。
OpenMeet UCには、BluetoothドングルとしてLOOP120 ワイヤレスアダプターが付属しており、PCに挿すだけでペアリングを行える。
PC上でのペアリング操作も不要だ。なお、LOOP120 ワイヤレスアダプターには、USB Type-Cタイプに加え、USB Standard-Aタイプも用意されている。
ただのBluetoothドングルというわけではないようで、LOOP120 ワイヤレスアダプターを使用するOpenMeet UCのみ、Zoom認定を受けている。LOOP120 ワイヤレスアダプターは6880円で単品購入もできるが、PCで使うつもりなら最初からセットになったUCモデルを購入した方がコストパフォーマンスは高いだろう。
もちろん、LOOP120 ワイヤレスアダプターを使わなくても、PCとのペアリングは通常のBluetoothでも行える。また、正式にサポートされているわけではないと思うが、USB Type-CドングルをPixel 9 ProとiPhone 15 Proにつないだところ、問題なくOpenMeetと接続できた。普通にペアリングすれば済む話ではあるが、何かしら便利な使い方ができるかもしれない。
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