ここからは、ベンチマークテストの結果を見ていこう。Armoury Crateユーティリティーで選べる動作モードに関しては、特に言及がない限り、システムモードは「Turbo」、GPUモードは「Ultimate」、Windows 11の電源モードは「最適なパフォーマンス」を選択している。参考として、約1年前にレビューした「ROG Strix G18(2024)G814」のスコアも掲載した。
CPUパワーをダイレクトに反映するCINEBENCHのスコアは、2024でもR23でも2024年のCore i9-14900HX搭載の18型モデルと比較して、シングルコアで互角、マルチコアのスコアで微増といったところだ。
強烈なインパクトはないが、スコア自体は並のタワー型デスクトップPCを圧倒するものであり、フラッグシップのゲーミングノートPCにふさわしいパワーをしっかり発揮できている。16型のコンパクトなボディーを考えると驚異的だ。
NVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPUを内蔵するだけに、3D描画性能やAI処理性能も一流だ。モンスターハンターワイルズベンチマークでは、2560×1600ピクセルのウルトラ設定にレイトレーシング(強)を有効にしても「非常に快適」評価だった。最新のゲームを高画質で快適に楽しめるパフォーマンスを示している。
また、UL Procyon Benchmark Suitesで計測できるStable Diffusion 1.5ベースの生成AIテストのスコアは2787だった。Core Ultra 7 265KとNVIDIA GeForce RTX 4070 SUPERを搭載した大型のタワー型デスクトップPC(DAIV FX-I7G7S)と同等以上のスコアをマークしている。16型のコンパクトなボディーのPCが、ここまでのパフォーマンスを発揮できるのは素晴らしい。
PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのスコア。画面の輝度を100%、Armoury Crateの動作モード「サイレント」、Windows 11の電源設定「バランス」で測定した
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