ASUS JAPANの「ROG Strix SCAR 16(2025)G635」は、同社のゲーミングの中でも、妥協を許さないeスポーツプレイヤー、コアゲーマーをターゲットとした「ROG SCAR」シリーズから登場した最新の16型モデルだ。
最高のパフォーマンスを追求するROG Strix SCARリーズだけに、今回も最新の豪華仕様に仕上がっている。CPUには24コアのCore Ultra 9 275HX、GPUにはNVIDIA GeForce RTX 50 Laptop GPUシリーズを採用している。さらに、今回はライティング演出がパワーアップすると共に、メモリやストレージのアップグレードパスも解放されるなど、コアゲーマーやエンスージアストユーザーにとって魅力的な進化を果たしている。
18型と16型の計4モデルのラインアップの中から、今回は16型のGeForce RTX 5080 Laptop GPUを搭載するモデル(G635LW-U9R5080)を入手したので、その内容を見ていこう。
ASUS JAPANの「ROG Strix SCAR 16 G635」は、妥協を許さないコアゲーマーをターゲットにしたハイパフォーマンスゲーミングノートPCだ。評価機はCore Ultra 7 275HXのCPUと、NVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPU(グラフィックスメモリは16GB)を備えるまずはスペックを見ていこう。CPUはCore Ultra 9 275HXだ。Core Ultra シリーズ2の高性能ノートPC向けモデル(開発コード名:Arrow Lake)の中でナンバー2のウルトラハイエンドモデルとなる。
省スペース/省電力設計のモバイル向けとなるCore Ultra 200Vシリーズ(開発コード名:Luna Lake)と違い、デスクトップPC向けのCore Ultra シリーズ2と同様のパフォーマンス志向の構成で、性能重視のPコア8基を含む24コア24スレッド、最大ブースト周波数5.4GHzという強力なスペックを持つ。
2025年1月に発表されたばかりとなる、最新のNVIDIA GeForce RTX 50シリーズ(ノートPC向け)を採用している。評価機では、ナンバー2となるNVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPU(グラフィックスメモリは16GB)を搭載する。
描画エンジン(CUDA)に新しいBlackwellアーキテクチャを採用するとともに、AIエンジン(Tensorコア)、レイトレーシングユニット(RTコア)、エンコード/デコードエンジンも新世代となり、前世代のNVIDIA GeForce RTX 40シリーズから全面的なパワーアップを果たした。
従来同様、NVIDIA GPUを画面に直結するMUXスイッチも搭載している。ノートPC向けのNVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPUは、通常はNVIDIA Optimus Technologyにより、CPU内蔵GPU(Intel Graphics)経由で接続され、アプリケーションに応じて自動的に切り替えて使われる。
しかし、Armoury CrateユーティリティーでGPUモードを「Ultimate」にすることで、NVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPUのみを利用することもできる。GPU切り変えのロスがなくなるため、ゲームやアプリケーションによっては性能がさらに向上する。
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