20パターン以上に変形するスタンド付きiPadケース「MOFT ダイナミックフォリオ」を試す 折り紙がモチーフ(3/3 ページ)

» 2025年04月16日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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Apple Pencilユーザーは必携のホルダーもオプションで用意

 もう1つ、本製品にはオプションとして、Apple Pencil装着用のホルダー(1480円)が用意されているので、あわせて紹介しておこう。

 一般的に、Apple PencilをiPadの側面に取り付けたままバッグ内に放り込んでしまうと、少しの衝撃で外れてしまい、次に取り出した時は行方不明になっていることがほとんどだ。あったはずのApple Pencilが見当たらずにバッグの中を探し回ったり、実際に紛失した経験があったりする人がいるかもしれない。

 このオプションを取り付けておけば、Apple Pencilを保持した状態を保つことができる。薄いプレートを挟むようにして合体させるのだが強度は高く、Apple Pencilがむやみに外れることもなくなる。Apple Pencilを所有しているユーザーは、本体とまとめて購入することをおすすめしたい。

photo ペンスロットこと「APPLE PENCIL HOLDER」
photo ペンホルダーに取付用のプレートが備わった形状。目盛りも付いており物差しとしても使える
photo 「Dynamic Folio」本体をよく見ると本製品のプレート部に合致するへこみがある
photo 装着した状態。ぴったり吸着して簡単には外れない
photo iPadに取り付けるとちょうど充電中のApple Pencilを覆う形になる
photo これならバッグの中に入れても脱落しにくい

問題は「折り方を思い出せるか否か」

 以上のように、MOFTのこれまでのiPadケースのノウハウの集大成と言っていい製品で、折り方のバリエーションの豊富さは“ダイナミック”の名に恥じないが、唯一のネックは、どのように折れば希望の形状を再現できるか、すぐには思い出せないことだ。

 なにせここまで見てきたように、その折り方のパターンは20近くあるので、瞬時に思い出すのはまず不可能だ。実際に使うのはせいぜい数パターン止まりだったとしても、前回試して具合のよかった折り方がどうしても思い出せず、困り果てることはしばしばある。

photo 折り方の自由度が高いだけに、お気に入りの折り方を思い出せず困ることはざらにある

 これについて決定的な解決方法はないのだが、本製品は各部に複数のマーク(丸、線)がついており、それぞれのマーク同士を吸着させることによって、その先の折り方のパターンが変わってくる。そのため、自分が求める折り方は、最初にどのマークとどのマークを吸着させるべきなのかを覚えておけば、少なくとも迷路に入り込むことはなくなる。

photo カバー外側、赤円の位置にそれぞれ丸いマークがある
photo これはカバー内側。こちらには赤円の位置にそれぞれ線のマークがある
photo さらに開閉可能なプレートがあり、ここにカバー端を挟み込む折り方もある

 とはいえ、トータルで20パターン近くもあることから、多少なりとも限界はある。本稿では1つのパターンにつき3つの方向から撮影した写真で折り方の外観を紹介したが、チュートリアルに掲載されている折り方のうち、どうやっても再現できないパターンがいくつかあったほどで、写真を見ただけで折り方が分からない場合もある。

 国内でも、海外と同様に人気を博すのは間違いないが、それぞれの折り方について「〇〇モード」という名前をつけるだけではいまいちピンと来ない。「60度にしたい場合はこのように折る」といった具合に角度からの逆引きができるよう、動画によるチュートリアルがぜひ欲しいところだ。

photo チュートリアルでは全てのパターンが網羅されているのだが、どのように折ればよいのかこれだけでは分かりづらいのが玉にきずだ
公式の紹介動画
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