オーム電機の「OCR-RCT01W」は、赤外線リモコンを用いて家電製品を根元からオン/オフできるようにするリモートプラグの新製品だ。ロングセラーとなっていた同社の「OCR-05W」の後継モデルで、外観も一新されている。実機を購入したので、従来モデルとの違いを見ていこう。
一般的に、家電製品の電源をリモートでオン/オフするための機器としては、スマートプラグがよく知られている。スマートフォンが1つあれば簡単にオン/オフできるのが利点だが、それゆえ家族での共用が難しく、専用アプリを用いることから他社のスマートホーム製品との連携が難しい場合がある。また、そもそも自宅内にWi-Fiがないと利用できない。
これに対し、赤外線タイプのリモコンプラグは電源をオン/オフするのに付属の赤外線リモコンを用いる。スマホがなくても使えるので家族で共用しやすく、Wi-Fiがあれば赤外線リモコンの信号を学習させることで市販のスマートリモコンとも簡単に連携させられるなど、汎用(はんよう)性はWi-Fiのスマートプラグよりも高い。
その一方で、Wi-Fiさえつながっていれば室外からでも操作できるスマートプラグと異なり、赤外線で操作する本製品は指向性があるため、見通しのよい場所に設置する必要がある。他にも、同一のモデルを1つの部屋に複数設置すると、1つのリモコン操作で同時に反応してしまうので、同じモデルは一部屋に1台しか設置できない制限には要注意だ。
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