エレコムのゲーミングブランド「ELECOM GAMING V custom」から、新たなゲーミングキーボード「VK720AL」が登場した。前モデルの「VK720A」は磁気式アナログ検知スイッチ採用の75%キーボードとして完成度が高かったが、VK720ALではスイッチをロープロファイル化することで、さらなる入力の高速化と使い勝手の向上を図っている。
従来モデルと比べたタイピングの感触やボディー設計の違い、カスタマイズ性など、VK720Aとの比較を交えつつ、その実力を詳しく見ていこう。
ELECOM GAMING V customは、PC周辺機器メーカーのエレコムが展開するハイエンドゲーミングブランドだ。「最適って、最強。」をコンセプトに、数値的な性能だけでなく、触って得られる使用感を追求したデバイスを送り出している。
2022年9月に発売された65%配列のメカニカルスイッチキーボード「VK200」を皮切りに、テンキーレスやRGB LEDイルミネーション搭載といったバリエーションモデルを展開。翌2023年の9月には、磁気式アナログスイッチを採用した同65%キーボードとして「VK600A」を投入し、2024年5月にはファンクションキーを追加した6列レイアウト75%サイズのVK720Aを追加した。ゲームだけでなくビジネス用途にも適したレイアウトが好評を博した。
今回のVK720ALは、2024年末に発売されたモデルで、VK720Aの後継製品となる。最大の特徴は名前の末尾にある「L」が示す、ロープロファイル(低背)仕様に変更されたところだ。アナログ検知の高速性に磨きをかけつつ、ボディーの薄型化/軽量化によって、持ち運びやすさやタイピングのしやすさを向上させているという。
VK720ALは、前モデルのVK720Aと同じく6列の75%キーボードだ。単に一般的なフルサイズからテンキーを省略しただけでなく、機能キーを中心に採用を選別して再配置した、独自配列を採用している。
過去製品のVK600Aが5列構成であったのに対し、VK720シリーズは上部にファンクションキー列を備えているため、ゲームプレイだけでなく事務作業やソフトウェア開発のような用途でも違和感が少ない。配列は日本語(JIS)配列と英語(US)配列の2種類が用意され、カラーバリエーションはこれまで通り、ブラックとホワイトとなっている。
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