台湾の台北市で開催されている見本市「COMPUTEX TAIPEI 2025」の台北南港展覧館第1ホールで目を引いたのは、米AZZA Technologiesのブースだ。
自作向けPCケースは、ピラーレスやケーブルの裏配線から木材の利用、さらに静音化とさまざまなキーワードが飛び交い、移り変わっている。そういったトレンドを取り入れつつも独自路線を貫いているのが、AZZA TechnologiesのPCケースだ。
2024年は突飛な形状な「DIAMOND」(CSAZ-812)や、「CUBE PLUS」(CSAZ-1002)などが展示されていたが、1年を経た2025年はどのようなモデルが並んでいるのだろうか。
はやる気持ちを抑えつつブースを訪れると、そこには驚きと共に謎解きのように思えるPCケースが鎮座していた。
ブースに展示されていた新型ケース(左)。ヒントは、ケースの周囲に置いてある「6本組木」のパズルだ。組木はその昔にアメリカなど海外に輸出されていた頃もあるので、それにインスパイアされたのか、はたまた日本に訪れて伝統工芸品として触れたのか定かではないが、謎解きを楽しめそうだ。正面から見るとほぼピラーレスになっており、グラフィックスカードや冷却ユニット、ファンなどが見える伝統工芸品としても知られる組木だが、シンプルかつ力強い造形の6本組木がそのまま巨大化してPCケースになったかのような外観は、いつも通りインパクト絶大だ。そして、同時に設置場所を必要とするな……と、いつもながらの感想に落ち着いてしまう。
6本組木のようにパズルを解くと6本の木に分解される……という訳にはいかないが、これまで以上に組みがいのあるPCケースであるのは間違いがなさそうだ。
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