NVIDIAのデスクトップ向け新型エントリーGPU「GeForce RTX 5060」を搭載するグラフィックスカードが、5月20日(日本時間)に発売された。同社による想定価格は「5万5800円から」となっているが、実売ではこれを数百円下回る価格で販売されているケースもある。
5月23日(台湾時間)に閉幕した「COMPUTEX TAIPEI 2025」では、主要なパートナー企業のブースやNVIDIAが会期に合わせて開催したイベント「NVIDIA GTC TAIPEI 2025」において同GPUを搭載するグラフィックスカードが展示された。
GeForce RTX 5060は、現時点におけるデスクトップPC向け「GeForce RTX 50シリーズ」のエントリーモデルだ。1080p(フルHD/1920×1080ピクセル)のゲーミングをターゲットにしており、主なスペック(定格仕様)は以下の通りとなる。
Ryzen 7 9800X3Dを搭載するシステムにおいて、DLSS(Deep Learning Super Sampling)を適用して1080p/最高品質でプレイした際の平均フレームレート。超重量級タイトルでも100fps以上を記録しているがフレーム生成をゲームタイトルごとの最大値で適用していることには注意したい
NVIDIA GTC TAIPEI 2025で展示されていたGeForce RTX 5060搭載グラフィックスカード。なお、このGPUにはNVIDIAの自社設計カード「Founders Edition」は用意されておらず、全てパートナー企業が設計したカードとなるGeForce RTX 5060 Laptop GPUは、現時点におけるノートPC向け「GeForce RTX 50 Laptop GPUシリーズ」のエントリーモデルだ。こちらも1080pのゲーミングをターゲットにしており、主なスペック(定格仕様)は以下の通りとなる。
ASUSTeK Computer(ASUS)のゲーミングノートPC「TUF Gaming A14」が2台並んでいる。左が先代の「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」、右はGeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載している構成で、外部GPU以外のハードウェア構成はほぼ同じで、どちらも「DOOM: The Dark Age」を実行中なのだが……
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