先週、マザーボードの新製品では、MinisforumのMini-ITXモデル「BD790i X3D」が異彩を放っていた。モバイル向きで、AMD 3D V-Cacheテクノロジーを搭載し、16コア32スレッドで動作するCPU「Ryzen 9 7945HX3D」をオンボードしており、価格は10万円弱となる。
その他の仕様は、PCIe 5.0対応のM.2 NVMe SSDスロットとDDR5対応のSO-DIMMスロットをそれぞれ2基備え、PCIe 5.0 x16対応スロットを1基用意する。ネットワークは2.5GbEの有線LANとWi-Fi 6Eの無線LANをサポートしている。チップセットクーラーにファンが付き、 CPUを覆うクーラーには120mmファン用のネジ穴がある。
反響は各ショップで上々の様子だ。パソコン工房 秋葉原パーツ館は「かなり強力な小型マシンが組めるモンスターですね。モバイル向けといっても発熱もすごいので、好みのハイグレードなファンを自分で足して使うというコンセプトだと思います。120mmファンはマストですね」と話していた。
別のショップも「Intel製CPUならN100のオンボードが定番ですが、これは全く別ジャンルですね。話題性がどこまで実売に結びつくかは謎ですが、試してみたい上級自作ユーザーは少なくない気がします」という。
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