先週、NVIDIAの新しいミドルレンジGPU「GeForce RTX 5060」を搭載したグラフィックスカードが各社から一斉に売り出された。価格は5万4000円弱から6万7000円弱となる。各ショップの在庫は潤沢だ。
GeForce RTX 5060はBlackwellアーキテクチャを採用しており、2025年4月に登場した「GeForce RTX 5060 Ti」の1つ下に位置する。CUDAコアは3840基(GeForce RTX 5060 Tiは4608基)で、8GBのグラフィックスメモリ(GDDR7)を積む。
入荷した各ショップの売り場は週末を前に静かな様子だったが、想定の範囲内の様子だ。パソコン工房 秋葉原パーツ館は「静かですけど、ミドルレンジはこんなもんです。これからじわじわと売れていくでしょう」と語る。
TSUKUMO eX.も「まだRTX 4060/4060 Ti搭載カードの在庫がありますからね。ただ、スタート時の価格としては悪くないんじゃないかと思います。価格を抑えてゲーミング構成を組みたい人に良い選択肢になりそうですね」と評価していた。
一方で、メモリ8GB版のGeForce RTX 5060 Tiカードの先行きを不安視する声もあった。あるショップは「(RTX 5060 Tiは)メモリ16GB版は初回から好調ですが、8GB版は存在感が薄いですね。そこにRTX 5060カードが登場したわけで、ますます差異化が悩ましい感じになっています」とこぼしていた。
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