2kg切りの洗練された薄型ボディーにRTX 5090 LPを搭載した「ROG Zephyrus G16(2025)」の実力を検証するゲーミングノートPC ナビ(1/4 ページ)

» 2025年06月03日 12時00分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]

 ASUS JAPANの「ROG Zephyrus G16」は、薄型でスタイリッシュなデザインとハイスペックを両立させた16型ゲーミングノートPCだ。

 最新の2025年モデル「ROG Zephyrus G16 (2025)GU605」は、薄型のフォームファクターやデザインなどを2024年モデルから継承しつつ、基本スペックが大幅に強化されている。

 プロセッサは最新のIntel Core Ultra 9 285H、グラフィックス機能(GPU)は、上位モデルのNVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載できる。

photo 「ROG Zephyrus G16(2025)GU605」は、16型ディスプレイを搭載したハイスペックなゲーミングノートPCだ。今回はCore Ultra 9 285HとNVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載したモデルを評価機としてレビューする

ユニークな発光ギミックを備えたスリムボディー

 ボディーはアルミニウム合金製で、サイズは公称値で約354(幅)×246(奥行き)×14.9〜17.4(高さ)mm(突起部を除く)、重さは約1.95kgだ。これらはGeForce RTX 4080 Laptop GPUを搭載した先代モデルと共通だが、ハイエンドの外部GPUを搭載するゲーミングノートPCとしては最薄クラスだろう。

 素材を生かした上質な表面処理とディテールに凝った意匠により、繊細でエレガントな雰囲気を醸し出している。天面部分には「SLASH LIGHTING」と呼ばれる発光ギミックが用意されている。発光アクションは複数用意されており、アプリケーションの通知に対応させることもできる。

 ゲーミングノートPCらしく、キーボードにもRGB LEDバックライトを搭載する。1ゾーン仕様で全体が同じ色に光るため、あまり凝ったエフェクトはないが、上品な光の演出を楽しめる。

photo ボディーは先代機から継承している。具体的なサイズは約354(幅)×246(奥行き)×14.9〜17.4(高さ)mm(突起部を除く)、重量は約1.95kgだ
photo アルミニウム合金をCNC加工で成形したユニボディーを採用している。ディテールに凝った意匠、素材を生かした上質な表面処理により、エレガントな見た目に仕上がっている
photo 天面部分には「SLASH LIGHTING」と呼ばれる発光ギミックが用意されている。発光アクションが複数用意されており、アプリケーションの通知に対応させることもできる
photo キーボードのキーピッチは実測で19(横)×18mm(縦)と十分なサイズだが、カーソルキーのサイズは小さめだ。一般的な16型のノートPCと比べると、やや窮屈な印象はある。キータッチ感は良好だ
photo キーボード奥には4つのホットキーがある。Armoury Crateユーティリティーで割り当て機能も変更できる
photo 底面部には通気口が多数設けられている。手前側の両端にはスピーカーが実装されている。スピーカーはキーボード脇にも配置されており、計6スピーカー構成だ
photo Armoury Crateユーティリティーで発光アクションを設定できる
photo 6種類のテーマそれぞれに複数のアクションが用意されている
photo バッテリー駆動時やスリープ時など状況に応じた発光設定ができる
photo キーボードバックライトの設定もArmoury Crateユーティリティーで行える
キーボードバックライトとSLASH LIGHTINGの発光の様子
photo 付属のACアダプターの出力仕様は240Wだ。ROG独自の角型端子を採用している。パフォーマンスは制限されるが、USB PD(Power Delivery)での運用も可能だ
photo バッテリー容量は90Wh。公称のバッテリー駆動時間は、JEITAバッテリ動作測定法Ver.3.0による計測で、動画再生時約8.9時間、アイドル時12.5時間となっている
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー