気になるバッテリーの持ちは2時間半程度。片耳ずつ使う会議などでは問題ないが、通勤通学はもとより、新幹線や飛行機の移動で音楽再生で使用する(両耳使う)場面では持たない感じた。先述の通り、小型なボディーゆえにバッテリー容量には制約があったためだろう。
イヤフォンを使わなければおおむね2週間と、より長時間使用できる。毎日イヤフォンを音楽再生や通話で利用した場合は3〜4日程度持続した。HUAWEI WATCH Budsの他に「スマートウォッチを母艦にするイヤフォン」が市場にほとんど存在しないため、電池持ちが良いのか悪いのかの判断は難しいが、使い方によっては気にならないだろう。
繰り返しにはなるが、スマートウォッチとイヤフォンを統合したような製品なので、バッテリーの持ち以上に、持ち運ぶガジェットが1つ減るというメリットは大きい。また、スマートウォッチを充電すれば自動的にイヤフォンも充電されるため、充電し忘れる心配もない。
スマートウォッチの充電は、専用ケーブルで行う。Qi規格準拠のワイヤレス充電にも対応し、スマートフォンの「リバース充電(ワイヤレス給電)」機能でも充電できる。
HUAWEI WATCH Budsはスマートウォッチなので、専用ケーブルで充電する。さらに、Qi規格のワイヤレス充電にも対応しているため、ワイヤレス充電器に置いたり、スマートフォンに搭載されている「リバース充電」で充電することも可能だ。
HUAWEI WATCH Budsは、時計としての基本性能も充実している。着信や通知の受け取りはもちろん、音楽再生や文字盤のカスタマイズもできる。心拍数や睡眠、ワークアウト記録といったトラッキング機能はHUAWEI WATCH GTシリーズに近い水準を確保しており、スマートウォッチとしても一切抜かりない。
繰り返しにはなるが、このスマートウォッチはイヤフォンを内蔵しているため、ウォッチに音楽を転送すれば単独で音楽を再生できる。もしセルラー通信に対応し、ストリーミング配信サービスが利用できれば、最強の音楽プレーヤー代わりになるスマートウォッチになっただろう。
イヤフォンの設定や管理はHUAWEI Healthアプリで行う。同社のイヤフォンは基本的にHUAWEI AI Lifeというアプリで管理するが、HUAWEI WATCH Budsではヘルスケア系のアプリで完結する仕様になっている。
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