レノボ、ゲーミングブランド「LEGION」の次なる一手 PC単体から“総合ゲーミングブランド”へ戦略を拡大

» 2025年06月18日 15時07分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 レノボ・ジャパンは6月17日、ゲーミングPCの新製品「Legion Gen 10」シリーズの販売を直販サイトで始めた。同日に行われた製品説明会では、今後のブランド戦略として、これまでのPC中心の展開から周辺機器やソフトウェア、サービスを統合したエコシステムの構築を重視する方針を示した。

photo グレーシャーホワイトというカラーを採用した「Legion 7i Gen 10」

LEGIONは“PCゲーミング”ブランドから“ゲーミングブランド”へ

 発表会に登壇したレノボ・ジャパンの三島達夫氏(コンシューマ事業部 コンシューマ製品戦略リード)は、ゲーミング市場が過去10年で著しく成長している点を強調した。世界のゲーマー人口が2015年から約30%増加している中、同社はゲーミングPCの世界市場の中で、シェアナンバー1を獲得できているという。

photo PCゲーマー人口の推移
photo ゲーミングPCにおけるLenovoの世界シェア
photo レノボ・ジャパンの三島達夫氏(コンシューマ事業部 コンシューマ製品戦略リード)

 このような環境でLEGIONブランドをより強固にするため、中心的なデバイスであるゲーミングPCに加えて、タブレットやポータブルゲーミングPCから、ディスプレイやヘッドセットのような周辺機器、そしてAIを活用したパフォーマンス向上技術やPC内部の冷却技術、キーボードの操作性といったコアテクノロジー、シームレスな設定画面や一貫したインタフェースを提供するソフトウェア群まで、エコシステムとして強化する。

photo ブランド戦略について

 その戦略の核となるのが、一気通貫のUX(ユーザーエクスペリエンス)の提供だ。デザインの統一やソフトウェアの連携によって、ユーザーにLEGIONという世界観の中でゲーミング体験を提供する。

 さらに周辺機器やサービスの展開を広げることで、潜在的な顧客がLEGIONブランドを目にする機会を増やす狙いもある。特にコンソールゲームが主流の日本市場において、エコシステム戦略そのものがシェアを拡大する攻略の鍵だと三島氏は説明する。

 ゲーマーをサポートする施策の1つとして、同社の細川英夫氏(コンシューマ事業部 ゲーミング担当)は、ゲーミング特化の有償サポートサービス「Legion Ultimate Support」(レギオンアルティメットサポート)を紹介した。

photo レノボ・ジャパンの細川英夫氏(コンシューマ事業部 ゲーミング担当)

 ゲームに詳しい専任のスタッフが24時間365日体制でユーザーをサポートする。LEGIONブランドの製品だけでなく、他社製品やゲーム向けソフトウェア、さらに「どうすれば勝てるのか」といったゲームの攻略情報にまで踏み込んでアドバイスするという。

photo 「Legion Ultimate Support」(レギオンアルティメットサポート)というゲーミング特化の有償サポートサービス

 同社は「Reach Your Impossible(ゲーマーの不可能に、到達させる)」というスローガンを掲げ、初心者から競技プレイヤー、最新技術に関心が高いコアユーザーまで、あらゆるゲーマーをサポートする姿勢だ。

「Legion Gen 10」シリーズ

 発売されたLegion Gen 10シリーズのラインアップは、ゲーミングノートPCとデスクトップPCを取りそろえている。

photo Legion Gen 10シリーズのラインアップ

 その中でも「Legion 7i Gen 10」は、グレーシャーホワイトというカラーを採用し、黒一色のラインアップの中で目立つ存在だ。16型の有機ELディスプレイ(2560×1600ピクセル)に、Intel Core Ultra 9 275HXとNVIDIA GeForce RTX 50シリーズ Laptop GPU(最大TDP:145W)を搭載している。工学/科学教育やゲーマー向けに訴求していくという。

photo 「Legion 7i Gen 10」の前面
photo 「Legion 7i Gen 10」の背面

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