富士通と富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は6月24日、Windows 10向けのWindows Updateを適用するとPC本体が起動できなくなる問題について、対策済みの最新UEFI(BIOS)を同社Webサイト上で25日から順次公開すると発表した。
対象は2015年から2016年にかけて発売されたESPRIMOシリーズやCELSIUSシリーズの一部(デスクトップPC/ワークステーション)で、不具合の影響を受ける可能性がある製品は13日時点でWindows Updateの配信を停止している。
最新の対象製品と対策済みUEFI(BIOS)の公開予定日時は、個人向けモデルに関する情報(FCCL)と、法人向けモデルに関する情報(富士通)で確認できる。24日時点で対象機種や対象外の情報更新も行われている。
ただし、この最新UEFI(BIOS)は問題の発生を抑制するものであり、不具合が発生した製品を復旧させるものではない。
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