既報の通り、Windows 10/11向けに6月11日(米国太平洋夏時間、以下同)に配信された6月分のセキュリティ更新を適用した一部のPCが(再)起動できないトラブルが発生している。
本件について、Microsoftが6月17日、Windows Communityサイトに特設の情報ページを開設した。
【更新:7月16日14時45分】Microsoftが本件に関する情報サイトを移転したことに伴い、本記事中のリンクの一部においてURLを差し替えました
現時点での情報によると、Microsoftは富士通(および富士通クライアントコンピューティング)、GIGA-BYTE Technology(GIGABYTE)、ThundeRobot(雷神科技)の3社の一部PCにおいて事象が発生していることを確認しているという。症状の出方はメーカーやモデルによって微妙に異なるものの、今回の更新によってWindowsとファームウェア(UEFI)の互換性に問題が生じたことが原因であることは共通しているようだ。
現在、MicrosoftはPCメーカーと共に問題の解決に向けた対応を進めているといい、起動しない事象が発生した場合はメーカーに問い合わせてほしいと呼びかけている。また、新たな情報が分かり次第、情報ページを更新するとしている。
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