マウスコンピューターは6月16日、同社製の一部ノートPCにおいて、同月中旬に配信された「Windows Update」を適用すると起動できなくなることがある事象が発生していることを明らかにした。既に原因は特定できているといい、一部のモデルでは対処用のUEFI(BIOS)が17日までに公開されている。
今回の問題は、当該機種に6月中旬に配信されたWindows Updateを適用すると発生する。先に明らかとなった富士通/富士通クライアントコンピューティング製デスクトップPCの事象と同様に、アップデートを適用するとUEFIの初期画面(メーカー/ブランドロゴ表示)から固まって動かなくなったり、Windowsが修復を試行する画面から動かなくなったりするという。
この問題は、以下の機種で発生する可能性がある。なお、一部機種については対策用のUEFIアップデートが配信されており、Windows Updateを実行する前に更新することで問題を回避できる。
【変更:2025年6月25日午後9時36分 更新用BIOSが公開された機種リストを更新しました。】
なお、既に本事象が発生してしまった場合は、マウスコンピューターのサポートページに記載の専用電話窓口、またはサポートメールを使って連絡してほしいと同社では呼び掛けている。
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