ASUS JAPANが5月に発売したゲーミングノートPCの新モデル「ROG Zephyrus G16(2025)」は、2024年モデルのボディーやインタフェースはそのままに、CPUやディスクリートGPUを最新世代に刷新したモデルだ。
今回取り上げるのは「GeForce RTX 5070 Laptop GPU」搭載モデルで、直販価格は43万9800円となっている。とはいえ、ROG Zephyrus G16(2025)の中では比較的価格を抑えられたモデルでもある。
今回は以前レビューした「GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU」搭載の「ROG Zephyrus G14(2025)」と各種ベンチマークテストのスコアを比較しながら、GeForce RTX 5070 Laptop GPUの性能をチェックしていきたい。
筆者の手元にあるROG Zephyrus G16(2025)の型番は「GA605KP-AI7R5070G」となっている。CPUにAMDの「Ryzen AI 7 350」(8コア16スレッド、最大5GHz)を採用し、メモリは32GB(LPDDR5X)、ストレージは高速なPCI Express 4.0/NVMe接続の1TB M.2 SSDを搭載する。
ROG Zephyrus G16(2025)には、他にもIntel CPUと上位のGeForce RTX 5090/5080 Laptop GPUを搭載する上位モデル(4月発売)、そして本機と同時に発表されたGeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載する下位モデルが用意されている。
今回レビューするモデルも含めて、GeForce RTX 50 シリーズ Laptop GPUを搭載するROG Zephyrus G16(2025)が、下位モデルから上位モデルまで、一通り市場に出そろったことになる。
CPUとGPU以外の仕様は、発売済みの2025年モデルや2024年モデルと変わらない。ディスプレイは鮮やかな16型(2560×1600ピクセル)の有機ELディスプレイで、最大240Hzの高速リフレッシュレートに対応する。
本体の各種インタフェースなどにも変更はないが、最近のモデルとしては珍しく、右側面にフルサイズのSDメモリーカードスロットを搭載しているのが特徴的だ。
なお、本機の本体カラーは「エクリプスグレー」1色のみとなる。モデルによって選べる本体カラーが異なる点は、ROG Zephyrus G16(2025)を選ぶ際の悩みとなるかもしれない。
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