「Galaxy Ring」は軽量設計で便利に使えるスマートリングだった(1/2 ページ)

» 2025年07月01日 16時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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 ここ1年ほどで、知名度が高まってきた感のあるスマートリング。一時期は「Oura Ring」ぐらいしか選択肢はなかったが、今では「Amazfit Ring」や「RingConn 2」「SOXAI RING」「スマートリカバリーリング」など、さまざまなスマートリングがリリースされている。

 そんな中でも、Oura Ringと並んで高い知名度を誇っているのが、サムスン電子の「Galaxy Ring」だろう。日本では2025年2月に発売されたGalaxy Ringだが、長い間在庫不足が続いていた。しかし、最近ではそれも落ち着いたようだ。

 そこで今回、Galaxy Ringを筆者が普段利用している「Oura Ring Gen3」と比較しつつ、何ができるのかを紹介したい。

Galaxy Ring サムスン電子のスマートリング「Galaxy Ring」

「Galaxy Ring」はどんなスマートリング?

 「指に装着するウェアラブルデバイス」たるスマートリングは、スマートウォッチと比較されることも多い。しかし機能面をよく見ると、スマートリングはどちらかというとスマートバンドの指輪版と考えたほうがいい。

 Galaxu Ringはそんなスマートリングの1つで、スマートフォンとはBluetoothで接続する。その名前から「Galaxyスマホ専用なのかな?」と思うかもしれないが、他社のAndroid 11以降を搭載するAndroidスマホでも利用できる。ただし、全機能を使えるのはGalaxyスマホと組み合わせた場合のみのみとなる。残念ながらiPhoneでは利用できない。

 指輪型でサイズの調整はできないので、しっかりとサイズを確認した上で購入する必要がある。「小さくてはめられないと困るので、このくらいでいいだろう」と大きめのサイズを選んだりすると、心拍などが正しく計測できなかったり、すっぽ抜けてしまう可能性もあったりするからだ。

 サムスン電子の直販サイト、あるいは一部の大規模量販店では「Sizing Kit(サイジングキット)」で適するサイズを事前に確認ができる。指のサイズは、1日の間でもかなり変化するので、24時間装着して問題ないサイズを選ぶようにしたい。

実物 今回筆者はSizing Kitでサイズの確認をした上で、チタニウムブラックの「サイズ10」を試用することにした
実物 サイズの確認に当たって気を付けるべきなのが、内側にあるセンサーの出っ張りだ。通常の指輪とも若干サイズ感が異なるので、できれば写真の「Sizing Kit」で確認してから購入した方がよい

飾り気のないシンプルなデザインが特徴

 Galaxy Ringは、飾り気のないシンプルなデザインが特徴だ。

 スマートリングは、正確な計測のためにセンサー部が指の腹側にくるよう装着する必要がある。本製品はシンプルなデザインのため、外観からはセンサーの位置が分かりにくいが、センサー部に装着の目安となる印が入っている

センサー側には目印が付いている センサー側には目印が付いている

 重さは実測で2.8gと非常に軽量だ。Oura Ring Gen3も実測で3.4gと軽量ではあるのだが、このサイズでは「0.6gの差」は意外と大きく、思った以上にはっきりと重さの違いを感じる。また、Galaxy Ringは幅が狭く、厚みも薄いので指の動きの邪魔にもなりにくい。

Galaxy Ring(サイズ10)は実測で2.8g Galaxy Ring(サイズ10)は実測で2.8gだった
厚みは実測で2.5mmだった 厚みは実測で2.5mmだった。ただGalaxy Ringは中央がくぼんだデザインなので、この厚み以上に薄く感じる
Oura Ring Gen3と比較 Oura Ring Gen3(右)と比較すると、センサー部の出っ張りが小さめだ。ちなみに、Oura Ringも「Oura Ring 4(第4世代)」では出っ張りが小さくなっている
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