まさかの「スキャナー不要説」が飛び出して会場はヒートアップ! 7年ぶり開催の「ScanSnapユーザーミートアップ2025」潜入レポート(2/4 ページ)

» 2025年07月03日 16時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ScanSnapとAIの関係がクリアになったスペシャルトークセッション

 本イベントの目玉といえるスペシャルトークセッションのテーマは、「AIとScanSnapがもたらす新時代の情報活用」だ。

 登壇者は、ScanSnapプレミアムアンバサダーでブロガー/ライター/アドバイザーのいしたにまさきさん、同じくScanSnapプレミアムアンバサダーで文芸評論家の三宅香帆さん、そして「LLM無職」として知られるナル先生@GOROmanさんの3名だ。

登壇者 登壇者の紹介

ScanSnapの使い方は三人三様

 最初のテーマは、「ScanSnapどう使ってる?」というものだ。

ScanSnapどう使ってる? ScanSnap、どう使ってる?

 いしたにさんは、ScanSnapの横に箱を置き、帰宅後に財布から取り出したレシートを入れ、月に1度まとめてスキャンしていると話す。三宅さんは、名刺をスキャンしようと思いながらもScanSnapの横に名刺が山積みになっていると述べ、iX2500が名刺を50枚セットできると知り、興味を示した。

 いしたにさんが「僕は800枚ためたことがあります」と返すと、ナル先生@GOROmanさんは「僕は6000枚くらいですかね」と応じ、謎の枚数自慢が始まった。

三宅香帆さん 「こんなにためちゃうんですよ」とジェスチャーをする三宅香帆さん

たまる一方の“ゴミ”を資産化するAI

 次なるテーマは、「単なる情報を“資産”に変えるAI時代に輝くScanSnapの本質」だ。

単なる情報を“資産”に変えるAI時代に輝くScanSnapの本質 単なる情報を“資産”に変える、AI時代に輝くScanSnapの本質

 いしたにさんが会場にScanSnapの利用歴を尋ねると、初代(2001年)やPDF化対応(2004年)、Wi-Fi対応モデル(2012年)など、さまざまな時代のユーザーが手を挙げた。「年代別にまんべんなくいますね」と、いしたにさんは感想を述べた後、「スキャンしたデータは見返していますか? ただデータがたまるだけでゴミになっていませんか?」と問いかけ、古参ユーザーからも笑いが漏れた。

いしたにまさきさん いしたにまさきさん
歴代のScanSnap 年代ごとにまとめられたScanSnapたち
挙手する参加者 挙手する参加者たち

 「使わなければゴミです。クラウドにゴミがたまり、容量が足りなくなって慌てて整理することもあります」といしたにさんが語ると、三宅さんも「完全にブラックボックスのフォルダーがあります」と共感を示し、「スキャンすると安心してしまうのです」と明かした。

 この“ゴミ”を“資産”に変えるのがAIだ。「ブラックボックスにあったデータが、AIの登場で資産に変わるのです」という弓月さんのまとめに、「自分次第ですけどね」といしたにさんが応じ、実例を紹介した。

幼稚園などの配布物 これは「ありがち〜」と苦笑せざるをえない

 スライドが切り替わると、会場から「あるある〜」と失笑が起きた。いしたにさんは「10月って、いつの? ビジネス文書としてはありえない体裁ですよね。カレンダーに日にちしか入っていないので、スキャンしたものを見ながらGoogle カレンダーに手入力しなければならないわけで」と指摘した。

 「コピペできないなら紙のままの方がいい、スキャンしない方が楽、スキャナーはいらないとなってしまう!」と続けた。

 ここでAIの話題となるが、現時点のChatGPTでは「令和」を理解できず、日付ごとにイベントを書き出すだけだ。

令和を理解できないChatGPT 現状のChatGPTでは元号の「令和」を理解できない

 この場合も、コピペの手間が発生する。

 しかし、完全自立型AIエージェント「Manus」(マナス)なら、スキャン後に「この予定をGoogle カレンダーに登録する方法を教えてください」と指示するだけで元号を理解し、CSVデータに変換してGoogleカレンダーへのインポート方法まで案内してくれる。

CSVに書き出し あのカレンダーから、よくぞCSVに書き出したという感じだ
CSVがスプレッドシートに CSVがスプレッドシートになった

 短い指示でスキャンデータを活用できるManusについて、ナル先生@GOROmanさんは「まるで全自動洗濯機」と表現し、三宅さんは「自分の手を煩わせない作り」と補足した。

 「AIがここまで進化したことで、スキャンしてためていただけの情報が資産として活用でき、価値を生み出します。これを狙って(iX2500を)出したのではと思うほどです」といしたにさんは語った。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月04日 更新
  1. 迷走の5年間を経て――MicrosoftがWindows 11の“不都合な真実”を認め、改善を宣言した背景 (2026年04月01日)
  2. Windows 11(24H2/25H2)の3月オプション更新でインストールできないトラブル 「帯域外更新」で対処 (2026年04月02日)
  3. 視野2.4倍に拡大したオートフォーカスアイウェア「ViXion2」を試す 近視と老眼の悩みを一気に解消、11万円の価値はあるか? (2026年04月03日)
  4. 安いMacは「使えない」? MacBook Neo 8GBモデルで試す、後悔しないための活用術と注意点 (2026年04月02日)
  5. 3COINSで880円の「3D構造マウスクッション」を試す 通気性抜群、これはトラックボールや分割キーボードに適したリストレストかも (2026年04月03日)
  6. 液晶なのにE Ink風? 約10万円の価値はある? TCLの異色電子ノート「Note A1 NXTPAPER」徹底レビュー (2026年04月03日)
  7. 3COINSで1430円の「PCケース:13.3インチ」を試す 収納ポケット充実、フリーアドレスのオフィス移動に便利 (2026年04月02日)
  8. “録画文化”は死ぬのか? 物理メディアの終わりが見えてきた今、TV番組保存の現実的な代替案を考える (2026年04月01日)
  9. 1万円台〜3万円台で買える多機能スマーウォッチ――Amazfitの各モデルがセールでさらにお得 (2026年04月02日)
  10. NVIDIAの超解像技術「DLSS 4.5」で動的/6倍マルチフレーム生成が可能に β版ドライバの適用で (2026年04月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年