まさかの「スキャナー不要説」が飛び出して会場はヒートアップ! 7年ぶり開催の「ScanSnapユーザーミートアップ2025」潜入レポート(4/4 ページ)

» 2025年07月03日 16時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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どんどんスキャンしまくってAIを使ってデータを活用して

 スペシャルトークセッションの最後は、登壇者たちが次のような一言を述べ合って締めくくった。

感想 感想コーナー

 「これまでゴミのようだったデータを、有効活用するツールが現時点で十分にあります。10年あるいは15年の間、がんばってスキャンしてきたものをAIとかけ合わせれば活用できるんだよ、無駄ではなかったんだよ、というメッセージを受け取ってもらえれば良いと思います」(いしたにさん)

 「AIそれぞれに得手不得手があるということがよく分かったし、やりたいにことに合わせたAIツールにScanSnapを連携させる重要性や、どれを使うかを把握するためにキャッチアップしていくことの大切さも分かりました。会社員時代に、SQLだとかHTMLタグだとかを研修で学んで、放り投げたくなったことがありますが、今はAIを活用することで、それらを『ちょっとAIに作ってもらおう』といえる時代が来ているんだな、と実感しました」(三宅さん)

 「『AIにこんなことできないだろう』と自分で制限をかけるのではなく、やりたいことを素直にAIに聞いた方が良いです。インターネットが出てきたことで生活がすっかり変わったように、AIでいろいろ変わると思うし、AIを扱うのが当たり前になってくるでしょう。エンジニアではない人こそAIに触れて、どんどんスキャンしまくって、活用してもらったらいいんじゃないかと思っています」(ナル先生@GOROmanさん)

大抽選会などYouTubeライブ以降の会場の様子を紹介

 YouTubeのライブ配信はここで終了したが、会場では恒例のプレゼント抽選会が催された。

 ScanSnapに関連したものや、協賛社が提供したものなどがプレゼントとして用意される。受付時に渡された自分の番号が出れば、そのプレゼントをゲットできる。

 iX1600までで使えるA3キャリアシートに始まり、バッファロー提供の「おもいでばこ PD-2000」やTCL JAPAN ELECTRONICSの「NXTPAPER 11 Plus」、さらにはiX100の現品や、この日の主役であるiX2500がプレゼントに登場した。

 番号が発表されるたびに、落胆の声以上に拍手が沸き起こり、仲間の幸運をたたえあっていた。

 締めのあいさつに登壇したドキュメントイメージング事業本部 販売推進統括部長 山口篤さんは、「7年という長い年月お待たせしてしまったにもかかわらず、こんなにも大勢のみなさんにお集まりいただき、本当にありがとうございました」と話し始め、「7年は長いと感じるかもしれませんが、スタッフは最後までがんばり、そして追い込んでようやく発表にこぎつけました」と続けた。

ドキュメントイメージング事業本部 販売推進統括部長 山口篤さん ドキュメントイメージング事業本部 販売推進統括部長 山口篤さん

 その後、会場にいる開発スタッフを壇上に呼び寄せ、彼らの働きをたたえてから次のように締めくくった。

開発者たち 開発スタッフを壇上に呼び寄せた

 「iX2500とAIとのつながりをもっと分かりやすく、具体的に伝えていきたいし、年内にはアップデートも控えています。今日いただいた厚い支援や声にこたえられるよう、全力を尽くしていきたいと考えているので、これからもよろしくお願いいたします」(山口さん)

 会場の後方には、iX2500の実機がいくつも並び、イベント開始前や終了後のフリータイムには、参加者たちによるタッチ&トライでごった返していた。どこがどう変わったのか、何ができるようになったのかなどをスタッフから教えてもらう際の、真剣な様子が印象的であった。

タッチ&トライコーナーで熱心に話を聞く参加者たち タッチ&トライコーナーで熱心に話を聞く参加者たち
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