まさかの「スキャナー不要説」が飛び出して会場はヒートアップ! 7年ぶり開催の「ScanSnapユーザーミートアップ2025」潜入レポート(3/4 ページ)

» 2025年07月03日 16時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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既にデータを資産化している人たちの実例とは?

 ScanSnapユーザーの活用事例をX(旧Twitter)で募集し、選ばれた案として「申請書類の書き方をScanSnap×AIで教えてもらう」「引き継ぎ書類をスキャンして指示を出すだけで、見た目も使い勝手も良いHTMLファイルに書き出してくれる」という2つが紹介された。

みんなの #AIとScanSnap活用術 実例から見える、情報資産化のリアル みんなの #AIとScanSnap活用術 実例から見える、情報資産化のリアル

 三宅さんは「専門家のお二人に聞きたかった」と切り出し、「執筆のためにさまざまな紙資料をスキャンしてOCR化し、コピペできるようにしたいけど縦書きではうまくいかず、ChatGPTも誤答が多い。どうしたらよいのでしょうか」と質問した。

 いしたにさんは「全部Manusに投げ込めばいい」と即答。「Claudeもかなり良いが、Manusならファイル分割やPDFの結合も指示でき、Adobe Acrobatのフル版を買わなくても済む」と述べ、ナル先生@GOROmanさんも「僕もManusにぶち込みますね」と同意した。

 三宅さんが「どのAIサービスを使っていますか」と尋ねると、いしたにさんは「ClaudeとManusで、Claudeには毎月6000円ほど支払っていて、Manusはいろいろな人に紹介したので6万クレジットほどたまっています」と回答した。

 ナル先生@GOROmanさんは「僕は36万クレジット」と明かし、さらに「AIサービスに毎月20万円課金しています」と述べて会場を驚かせた。

 三宅さんが「どこにそんなにかけているの?」と問うと、「Devinですね。500ドルからなので」と答え、「ロゴはカワウソでかわいいが、値段はかわいくなかった」とコメントした。

 「でも、こういうのを作りたいとチャットで指示するだけで15分で形にしてくれます。24時間働くエンジニアを月500ドルで雇っていると思えば高くはないかと」と語った。

「税理くん」で学ぶスキャナーとAIのいい関係 そして快適な未来

 最後のテーマは「データが“私”を知る時代 ScanSnapとAIが拓くパーソナライゼーション」だ。これまで、ほぼ沈黙していたナル先生@GOROmanさんが、ここで本領を発揮した。

データが“私”を知る時代 ScanSnapとAIが拓くパーソナライゼーション データが“私”を知る時代 ScanSnapとAIが拓くパーソナライゼーション
ナル先生@GOROmanさん ナル先生@GOROmanさん

 いしたにさんが「個人事業主にとって重要な日は3月15日です。2025年は3月17日だったけど、確定申告締め切り間近に、この人(ナル先生@GOROmanさん)は確定申告自動化の仕組みを開発していました」と明かすと、「締め切りが近づくとソリューションを作りたくなる。3回ルーチンワークしたらシステムを作ろうと考えるのがエンジニアなのです」と応じた。

 まず、Gemini 2.0 Flashでイメージキャラクターを作成し、その過程をQiitaの記事で紹介した。キャラクターが表示されると三宅さんが「イメージキャラまで作っているんですか!」と驚き、「キャラ大事でしょ。名前は税理くん」と返した。

税理くん イメージキャラクター「税理くん」

 続いてChatGPTのGPTs(カスタムGPT)で「税理くん」に相談しながらSQLを作成。Amazonの購入履歴データを用意し、AWSにPostgreSQLサーバを立てて投入した。

 「過去に買ったものの金額を見てショックを受けました」と語ると、ガジェタッチの2人も笑いをこらえきれなかった。

 PostgreSQLへのデータ投入やSQL作成も全て税理くんに任せ、自然言語でクエリを作成し、最終的に確定申告を期限内に終えたという。

 「この仕組みの中核はMCP(Model Context Protocol)で、外部のさまざまなAIサービス同士をつなげます。MCPの登場は2024年12月ごろだったが、忙しくてキャッチアップできず、学ぶために会社を辞めました」とナル先生@GOROmanさんが経緯を語った。

 「MCPはChatGPTやClaudeなどのチャット系AIサービスと外部拡張サービスを接続し、自然言語で多様な処理ができる。雑な指示でもOKで、MCPサーバが次々立ち上がり、あらゆるものがMCP化している。自然言語で書き放題の時代が近づいています」とナル先生@GOROmanさんは述べた。

自然言語で 自然言語でクエリできる。構文を覚える必要がないのはうれしい

 「ScanSnapでレシートを全て読み込んで、Google ドライブなどに保存しておけば活用できるのでしょうか」と三宅さんが尋ねると、「例えば、いつ銀座で食べたあれは何だったかと聞けば答えてくれる世界線」と答え、「あれやっといて」と言えば意図をくんで自動で処理される時代が来るだろうと展望を語った。

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