一方、日立製作所はさまざまな角度から大阪・関西万博をサポートしている。
万博会場に直結するOsaka Metro中央線の夢洲駅構内にあるエスカレーターには、日立製作所が開発/生産している「片側空け」を抑止する新機能を備えた最新エスカレーターが設置済みだ。
また、Osaka Metro中央線に新たに導入した400系車両も同社が製造したものだという。
400系では、無線によって車上データを地上送信できる装置を搭載し、車両データを車両保全に役立てることを検討している他、車上遠隔装置として導入した車両情報制御装置「Synaptra(シナプトラ)」の乗務員向け表示機に、車内の防犯カメラ画像をリアルタイムで表示する機能を実装するといった新たな取り組みも行っている。Synaptraでは、各ユニット間を100Mbpsの高速イーサネットで伝送できるという。
さらに、会場に通じる交通情報の収集/一元化を行う万博交通情報システムを開発し、サービスを提供している。来場者の円滑な移動を支援し、大阪・関西万博会場内のセブン-イレブン店舗では、日立グローバルライフソリューションズが開発したグリーン冷媒R474Bを使用した日立コンデンシングユニットを採用していることも明らかにしている。
来場者は、フューチャーライフ万博・未来の都市パビリオンへの出展だけでなく、会場に入る前や会場の中でも、日立グループの技術に自然に触れていることになる。
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