AOKZOE A1Xには、専用ランチャーアプリ「OneXConsole」がプリインストールされている。OneXConsoleは起動後にタスクバーに常駐し、本体側面にある「Turboボタン」を押すことで呼び出せる。
このTurboボタンは、「短押し」と「長押し」で異なる挙動をする。短押しすると、画面右側にオーバーレイUIが展開され、TDP(熱消費電力)の調整、ファン回転数の制御、CPUブースト/バイパス電源モードの切り替え、ライティング設定、画面解像度や色味の調整といった各種設定に即アクセスできる。
ファン回転数は「自動」の他にプリセットを2つまで登録可能で、例えば「静音モード」と「高性能モード」をあらかじめ作成しておき、オーバーレイUI上で即時に切り替えるという使い方もできる。日常的な設定の切り替え操作は、基本的にオーバーレイUIで完結する。
オーバーレイUIの「バッテリー」項目では、充電の上限を50〜100%の範囲でスライダー操作で設定可能可能だ。これにより、満充電を繰り返すことによるバッテリーの早期劣化を防げる。加えて、「バイパス電源モード」を有効にすれば、電源接続中はバッテリーを介さず本体に直接給電するようになるため、長時間の据え置きプレイ時でもバッテリーの熱による劣化を気にせず運用できる。
その他、オーバーレイUIではディスプレイの解像度や彩度/コントラストの調整、RGBライティングのパターン選択と明るさ調整など、細かなカスタマイズも行える。
加えて、CPU/GPUの使用率、温度、TDP、バッテリー残量、FPS(フレームレート)などをリアルタイムで表示できる「モニタリング機能」も備えている。ゲーム中の動作状況を確認しながら設定を調整するのに便利だ。
これらの項目はゲームプレイ中でも呼び出して調整できるので、もっとも使う機会が多い操作画面といえる。
Turboボタンを長押しすると、OneXConsoleアプリの本体が起動する。ここではゲームライブラリやコントローラーのキーマッピング設定(プログラミングハンドル)、「アップデートセンター」「パフォーマンスプリセット」「ゲームハンドルチェック」などの詳細機能にアクセスできる。
AOKZOE、Ryzen AI 9を搭載した8型ポータブルゲーミングPC「AOKZOE A1X」
Ryzen AI 9を採用した8型ポータブルゲーミングPC「AOKZOE A1X」の予約がKickstarterで開始
天空のオリジナル7型ポータブルゲーミングPC「TENKU LUNA」に触ってきた
x86初のAIプロセッサ「Ryzen AI」は何がスゴイのかAMDが説明 市場投入第1弾は「Razer Blade 14」
薄型2in1タブレットPCだけどモンハンワイルズも快適! Ryzen AI Max+ 395搭載の「ROG Flow Z13(2025)GZ302」を試すCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.