MicrosoftとOpenAIが「拘束力のない覚書」を締結 “次のパートナーシップ”の最終合意に向けた取り組みを推進

» 2025年09月12日 17時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 MicrosoftとOpenAIは9月11日(米国太平洋夏時間)、両社間で「拘束力のない覚書(MOU:Memorandum of Understanding)」を締結したことを発表した。このMOUは両者間の「パートナーシップの次の段階」に関するもので、締結を機に契約条件の最終的合意に向けた取り組みを進めていくとしている。

ロゴ

OpenAIは「非営利組織が営利組織をコントロールする」体制を継続

 MOUの締結に伴い、OpenAIは組織運営に関する声明を発表している。

 OpenAIは元々、2015年に非営利組織(現在の「OpenAI Nonprofit」)として発足した。その後、営利事業への進出に伴い2019年、営利企業(LLC:Limited Liablity Company)として傘下に「OpenAI LP」を設立した。

 OpenAI Nonprofitは2024年12月、OpenAI LPを公益目的企業(PBC:Public Benefit Corporation)に転換した上で、直接的な関与(支配)から離れる方針を示した。

 しかしこの5月、OpenAI Nonprofitはこの方針を一部変更し、OpenAI LPのPBC化は予定通り実施した一方で、主要な株主としてOpenAI LPの支配を続けることになった。

 今回の声明で、OpenAI NonprofitはOpenAI LPに1000億ドル(約14兆7000億円)超の出資をしていることを明らかにした上で、非営利/営利(公益目的)が互いに成長を促す体制を構築できた旨をアピールしている。

 また、OpenAI Nonprofitは「AIリテラシーと社会理解」「コミュニティイノベーション」「経済的機会」の3分野における非営利/コミュニティー組織を支援するための助成プログラムの第1弾として5000万ドル(約63億7000万円)を投資することも明らかにしている。

声明 OpenAIの声明

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  7. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
  10. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー