DJIが世に送り出した360度カメラ「Osmo 360」は、アタマ1つ飛び抜けた性能あり 実機テストで実感:武者良太の我武者羅ガジェット道(1/4 ページ)

» 2025年09月29日 17時00分 公開
[武者良太,ITmedia]
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 ダイナミックな映像が撮れるとあって、TikTokやYouTube ショート、抖音(中国版TikTok)を好む、若いユーザーが注目しているのが360度カメラです。リコーのTHETAシリーズが先鞭(せんべん)をつけ、近年はInsta360がリードしてきたジャンルですが、その後を追うように、DJIが7月末に「Osmo 360」を投入してきました。

 ドローンやアクションカム市場で高い評価を得ているDJIですが、360度カメラ市場でも強い存在となるのではないか──実機をテストしてみて、そう実感しました。

photo GoPro MaxやQoocam 3 UltraのようなボックススタイルのOsmo 360

 価格はポーチやレンズプロテクターが付属する「スタンダードコンボ」で6万7100円と、コスパの良さがキラッと光ります。

 ちなみにOsmo 360は128GB(実際は105GBが使用可能)の内蔵ストレージも搭載しています。映像の最高ビットレートが170Mbpsとなるので、Video Speed Class V30(240Mbps相当)のmicroSDメモリーカードがあれば事足りますが、カメラ単体で撮影/保存してスマートフォンに転送、編集してSNSなどに公開できるあたり、手に入れたその瞬間から、撮影を楽しんでほしいというDJIのメッセージのように感じます。

正方形の1/1.1型センサーを採用

 ハードウェアとしてのカメラ好きの方であれば、誰もが気になるのがセンサーサイズでしょう。Osmo 360は1/1.1型という、大型のセンサーを採用しました。しかもこのセンサーのアスペクト比が興味深い。正方形なのです。

 360度カメラは前後の魚眼レンズで捉えた映像を円形状で記録します。ゆえに3:2、4:3、16:9のアスペクト比のセンサーだと横方向に活用できないエリアが生まれてしまいます。しかし、正方形のセンサーであれば極力無駄を省くことができるというわけです。

 DJIいわく、通常のアスペクト比の1型カメラセンサーと同等の画質で記録できるとのこと。これは大きなメリットですよね。その他のスペックは以下の通りです。

主なスペック

  • センサー:1/1.1型CMOSセンサー
  • レンズ絞り:f/1.9
  • ISO感度:100〜5万1200
  • 最大写真解像度:1万5520×7760(約1200万画素・パノラマ)
  • パノラマ動画解像度:8K(7680×3840)/50fps、6K(6000×3000)/60fps、4K(3840×1920)/120fps
  • ブレ補正:EIS(電子式映像ブレ補正)、RockSteady 3.0、HorizonSteady
  • 動作時間:8K/30fpsで最大100分(耐久モード使用時は最大120分)
  • 防水性:水深10m
  • サイズ:約61(幅)×36.3(奥行き)×81(高さ)mm
  • 重量:約183g

 従来のコンシューマー向け360度カメラは、8K/30fpsが1つの限界点でしたが、Osmo 360は8K/50fpsで撮影できます。XRヘッドセットなどで見るコンテンツにするならフレームレートが高い方が酔いにくい全天球映像となるし、25fpsに変更すれば2倍スローの動画も作れちゃう。これも大きな強みといえます。

 なお、ビットレートの兼ね合いを考えると、精細さを重視するなら8K/30fpsで撮ることをおすすめします。

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