「Pixel Watch 4」は円熟味とバッテリー駆動時間を増したスマートウォッチだったスマートウォッチ ナビ(2/4 ページ)

» 2025年10月09日 12時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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ディスプレイがドーム型に変更

 外観がPixel Watch 3からほぼ変わっていないPixel Watch 4だが、ディスプレイの仕様が若干変更され、ピーク輝度が最大2000ニトから3000ニトにアップしている。また、ベゼルも16%細くなり、表示領域が10%拡大している。

 なお、スクリーンショットの解像度は、45mmモデルが480×480ピクセル、41mmモデルが426×426ピクセルだった。Pixel Watch 3の45mmモデルは456×456ピクセルだ。

 ちなみに、Pixel Watch 3もPixel Watch 2からベゼルが16%細くなっており、41mmモデルでは表示面積が10%アップしていた(Pixel Watch 2には41mmモデルしかなかった)。

41mm 45mm モデル Google Wi-Fi LTE スマートウォッチ 新モデル Pixel Watch 4 45mmモデル(左)と41mmモデル(右)。Pixel Watch 3から外観的に大きな変更はないが、ベゼルが16%細くなり、表示面積が拡大している

 カバーガラスは従来から変わらず、「カスタム 3D Corning Gorilla Glass 5」となっているが、ディスプレイは従来の「Actua ディスプレイ」に代わり、新たに「Actua 360 ドーム型ディスプレイ」が採用された。

 Pixel Watch 3は周辺部こそ湾曲していたが、表示部の大部分はフラットな形状になっていた。これに対してPixel Watch 4では、ドーム型とある通りディスプレイ全体が湾曲した形状になっている。

 写真ではあまり分からないが、実物を見るとかなり湾曲した印象を受ける。歪んで見えるとまでは言わないが、若干魚眼レンズで見ているような雰囲気もある。一般的なディスプレイ保護フィルムでは対応できない可能性が高いため、保護フィルムを貼ろうと思っているなら、レビューなどで対応実績を確認してから購入した方がいいだろう。

41mm 45mm モデル Google Wi-Fi LTE スマートウォッチ 新モデル Pixel Watch 4 Pixel Watch 4 45mmモデル。画面が明るく、屋外でも視認しやすい。また、ディスプレイ全体がドーム型になっているのが特徴だ

充電方式が大幅に変更され側面端子に

 外観的な変更点としては、背面のセンサー形状が挙げられる。LEDやダイオードの数はそのままだが、わずかに配置が変化している。Pixel Watch 3には、背面に充電用の端子があったが、Pixel Watch 4は充電方式の変更により、この端子がなくなった影響だろう。

41mm 45mm モデル Google Wi-Fi LTE スマートウォッチ 新モデル Pixel Watch 4 Pixel Watch 3(左)は背面に充電用の端子があったが、Pixel Watch 4(右)には背面に端子がない

 その充電方式だが、Pixel Watch 4では端子が左側面(リューズの反対側)、スピーカーの左右に配置された。充電する際は、専用の充電台に立てるように乗せる形になる。また、充電中は画面が横向きに表示される。

41mm 45mm モデル Google Wi-Fi LTE スマートウォッチ 新モデル Pixel Watch 4 Pixel Watch 4の充電端子はリューズの反対側、スピーカーの両脇に配置されている
41mm 45mm モデル Google Wi-Fi LTE スマートウォッチ 新モデル Pixel Watch 4 充電中は縦に置くことになる。充電台に置くと画面の向きも自動的に変更される

 従来の充電台をセットして使う充電スタンドのようなものは使えず、主に机上にそのまま置く形になるため、賛否は分かれるかもしれない。ただ、ポンと置くだけで位置が決まり、充電が開始されるPixel Watch 4の方式は便利に感じた。なお、41mmモデルと45mmモデルの充電台は共通となっている。

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